Twitter、tmblr、2ch、はてブ、個人ニュース…1番影響力があるのは?

2011年5月12日 木曜日

先日書いた記事(『とくダネ!』小倉さんが生肉ユッケ事件を擁護する背景)が、同時多発的に、Twitter、2ch、tmblr、はてブ、大手ニュースサイト、など各種インターネットメディアに取り上げられた。

さて、この5者の中で、もっとも数字を持っているのはどこだろう?

結果は以下の通り。

順位  サイト/サービス/URL  トラフィック
1.個人ニュースサイト(カトゆー家断絶 647
2.個人ニュースサイト(痛いテレビ) 493
3.a.hatena.ne.jp 343
4.Twitter twitter.com 196
5.はてなブックマーク b.hatena.ne.jp 156
6.google.co.jp 152
7.2ちゃんねる (転送リンク) ime.nu 123
8.reader.livedoor.com 108
9.個人ニュースサイト(.30CAL CLUB) 99
10.tumblr tumblr.com 96

やっぱり、大手個人ニュースサイトが一番強かった。
カトゆー家さんには年に2~3回リンクしていただき、いつもお世話になっております。今後ともよろしくお願いいたします!
他、痛いテレビさんからも結構な数のトラフィックをいただいた。
あとはTwitter、はてブ、2ch、tumblrの順番。

tumblrは善良なブロガーの敵である

で、最後のtumblr。これにひとこと言いたい。
リファラがほとんどダッシュボードなのでリンクをたどるのが難しかったが、ここでは、俺の書いた文章の一段落分が転載されていて、そこで277件もリブログされているが、実際に飛んできたのは96件しかない。
Twitterでは、58リツイートで196件。はてブは、11ブクマで156件なので、tmblrの数字の低さは突出している。(まあTwitterとはてブは中身が分からないので読みに来るしかないんだけど)

このリブログという言葉にも違和感がある。リ「ブログ」なんて付いているが、とんでもない。ただの野放図な無断転載であって、ブログ行為とはほど遠い。

そしてこの人のコンテンツの一部でリブログした連中は、その「リブログ」したアカウント自体を「おもしろい!」「ダディクール!」と褒めそやし、リブログし、あまつさえときには「イイネ!」やリツイートしたりまでするそれでいてオリジナルコンテンツを読みに来る人はほとんどいない。

いったい何なんだこの文化は。こんなんがソーシャル時代の新しいネットワークサービスの形としてもてはやされているのか。
コピペして保存したかったら、自分のEvernoteでやってろっての。

…と怒りをぶちまけようと思ったら、すでにこの辺の話題は「リブログ問題」として2008年頃(九十九式の休止時期)に話題になっていたようで、徳保さんがかなり僕の言いたいことを代弁してくれていたので、もういいです。

tumblr で100人がリブログしても、tumblr 経由の読者はリブログ数より少ないことが珍しくない。あんなリンクは言い訳にしかなっていない。実際には転載された部分だけが一人歩きしています。

3.

「引用なら自由だろ」という人がいるかもしれませんが、tumblr に「引用」なんて1割もありませんよ。9割以上は著作権法の精神も条文も無視した無断転載です。私の文章は著作権を放棄しているから著作権絡みの問題はありませんけど、tumblr で転載されているコンテンツの9割以上は違法な無断転載でしょう。

親告罪ってのは、告訴されるまで司法権力が動かないというだけで、告訴がなくても罪は罪。tumblr コミュニティに関わると違法行為に対する感覚が麻痺するので、自分が流されやすい性格だという自覚がある人は、あんなのには近付かない方がいいです。

以前も書いたことですが、tumblr コミュニティは、無断転載OKのコンテンツだけをリブログし合うべき。それではコンテンツが足りないなら、布教を頑張って「リブログされてもいいよ」という仲間を増やしていくのが本来の道。tumblr の思想に同調していない外部の人々のコンテンツを、平気で勝手に転載しまくってる連中には感心しません。 備忘録2011年2月/趣味のWebデザイン

ちなみに徳保さんは“盗用大歓迎“を掲げているので、この文章も本当はこんな一部を切り貼り引用するんじゃなくて、まるまる「私はこう思う!」として貼り付けるべきなのかもしれない。けど。

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コメント / トラックバック 11 件

  1. sj33 Says:

    記事とは関係ないですが、このところ毎日宮本さんの記事が読めてとても嬉しいです。
    続けてもらえたらいいなぁ。

  2. lovecall Says:

    『オリジナルコンテンツを読みに来る人はほとんどいない。 / こんなんがソーシャル時代の新しいネットワークサービスの形としてもてはやされているのか。コピペして保存したかったら、自分のEvernoteでやってろっての』

  3. REV Says:

    //ここしばらく波状アクセスを経験していないので、こういう記事が書けないw

  4. houyhnhm Says:

    転載2.0「が」新時代の在り方なんだと思うよ。

  5. fut573 Says:

    はてブ11件だと 新着エントリー入りクラスかな。

  6. yappo Says:

    てかたんぶらの中野人の想定外の使い方を日本人がしてるだけ

  7. jingi469 Says:

    時代が変わったわりに、今なお大手個人ニュースサイトが最強という。

  8. hashiriya Says:

    時代と共に変わるんだろうけど、この記事のデータでは大手個人ニュースサイトが強い様子。 引用・もしくは転載元記事のリンクすらされないのは…なんだかな。

  9. 宮本 Says:

    >sj33さん
    記事とは関係ないですが、そう言っていただけて嬉しいです!
    いつまで続くか分かりませんが、がんばります。
    やっぱブログ、テキストサイトは更新してこそ、ですね。

  10. mame-tanuki Says:

    2011年5月記事。転載メディアの法律というより気持ち的な争点はここだな>「オリジナルコンテンツを読みに来る人はほとんどいない」

  11. brimley3 Says:

    なるほろねぇ~個人ニュースサイトは凄い。たんぶら批判も面白いね。

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