せんとくんの着ぐるみが失敗した理由
あのー、昨日に引き続きカミングアウトしますけど、実はせんとくんが好きなんです。今更ではありますが。
数あるゆるきゃら、ご当地キャラの中でも、せんとくん(我が家ではせんとさんと呼ばれている)の魅力は群を抜いていると言わざるを得ない。
発表当初は「気持ち悪い」などの無思慮な批判にもさらされたが、徐々に魅力を浸透させ、短期間で奈良統一、次の年には紅白出場、3年で全国制覇を成し遂げたその底力は半端じゃありません。その経済効果は数十億と言われています。
その理知的なお顔。あごや首周りにちょっとプニっと余ったお肉、12種類もの悩殺ポーズなどなど、魅力ポイントも枚挙にいとまがありません。
しかし、せんとくんの着ぐるみ。ありゃぁだめだ。せんとくんじゃない。
何がダメなのか、JR東日本の「青森へいこう」キャンペーンのポスターを見て気付きました。
一人だけ、頭身がおかしい。
こういうキャラクターがどうしてかわいらしく見えるのかというと、頭を大きくすることによって、幼児風の体型になるからでしょう。他のキャラは、だいたい原画を再現した頭身となっているのです。
だが、せんと、おまえはダメだ!
原画のイラストがこう。
頭が小さすぎる。これのせいで、なんだか「不気味な怪人」のような印象になってしまっている。これは、せんとくんというよりは、平城の童子……。
せんとくんは、キャンペーンではオリジナルのダンス(平城遷都1300年祭/せんとくんダンス)を踊ったり、割と軽快な動きが求められるので、動きやすいように頭を小さくしているのでは、という指摘もある。
しかし、それだったら中日ドラゴンズのドアラはどうだ。彼はあのドデカい頭でありながら、なんとロンダートからのバク転&後方ひねり宙返りを決めている。(たまに着地で失敗するが)頭の大きさの免罪符にはならないだろう。
こういう置物のフィギュアは割とちゃんと再現されているのに。
試しに、現状の着ぐるみの頭サイズを、原画と同じようにしてみよう。これできっとかわいくなるはず…。
…なるはず、と思ったんだけどなぁ…。
何がいかんのだろう…。顔か……。目の焦点が合ってないからかな。基本的に、人型キャラの着ぐるみって難しいよね。
(代表的な人型着ぐるみ失敗例:ミンキー・モモと私)
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