フォトショップ頼みのグラビアは、アイドルもファンも不幸

2011年8月15日 月曜日

イギリスではジュリア・ロバーツの化粧品CMが使用禁止になっている。
何でも、「修正が過剰であり、いたずらに消費者を惑わすものである」として、英国公告基準局から停止処分を受けたのだそうだ。

実際に画像を見てみると、確かにこれは非道い。

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禁止処分を受けたのは、ランコムのティントミラクルファンデーションの宣伝用写真で、しわ一つない完璧な肌のジュリアの顔がアップで写っている。
この広告写真にもの言いをつけたのは、自由民主党の女性議員ジョー・スウィンソン。
彼女は「デジタル加工されたスターの写真はいたずらに女性たちを惑わせるものである」と主張し、ジュリアの広告写真は「誇大広告の特にひどい例」であり、 「(英国では)16歳から21歳までの年齢の女性の半分が整形手術を検討していると答え、摂食障害を持つ人々の数は15年前の二倍になっている。

過剰修正された広告写真の蔓延がその原因になっているのは明らかだ」とBBC ニュースに語っている。

ジュリア・ロバーツの広告写真が修正過剰で禁止処分に : 【2ch】コピペ情報局


広告と実際の比較動画

確かにこれはやりすぎだ。化粧品のCMだから肌がツルツルでないとこまる、というのはまあ分かるんだけど、それにしたってこれじゃあほとんどCGである。

日本の場合

日本では、先週、AKB48のグラビアの「修正前」のものが流出したとして話題になった。

ダイエットの痩せすぎモデルの弊害も同じようなところがあるけど、こうした詐欺写真が、どれだけ多くの若い女性を傷つけ、脅迫観念的なダイエットという自傷行為に走らせていることか。(中学生が集まる掲示板とかいくと、成長期の女の子が30kg台をキープしたいからダイエット、とか書いてて暗澹とした気持ちになります)

AKB48の写真では、脇の下をなめらかにしたり、体毛の跡を消したり、おなかの肉を補正したりする修正が指摘された。

どこかで、「腕に毛が生えている女性を見て幻滅した」とかいうような書き込みを見たことがある。いや、だってそれ人間ですから。

どんな綺麗な女子だって、人間なのだから、体毛が生えているのである。脇毛やすね毛はもちろんのこと、前腕や指や口の周りにだって毛は生えている。
アイドルとて人間、例外ではない。(個人差はある)

それを、職場なりオマエらとのデートなり、あるいはグラビアの撮影なりの前の晩に、一生懸命お風呂で処理しているのだ。いじらしいではないか。女の子の可愛さは、努力によって作られている。
そういうところまで含めて応援できなければ、これから先もずっと童貞ないし無神経な男子のまま、モテずに死んでいくことだろう。
(とかこんなことを書いてしまう僕こそが無神経な男子なのだろうけど)

ウェスト60cm神話

お腹まわりの肉だってそうだ。
よく、グラビアアイドルは「ウエスト60cm以内」を公式プロフィールにしている。ほぼ例外なくそうだ。しかしこの60cmって相当細いらしい。痩せすぎ注意レベル。普通は70cmくらいあると聞く。
それに、たとえ60cmだったとしても、背中をかがめるような姿勢や体育座りをすれば、ある程度お腹の皮下脂肪がよるのは当然のこと。

昔のブロマイドとか、パソコンのレタッチ技術が発達する前はこんなことはなかったんじゃないだろうか。痩せている=美しいという行きすぎたダイエット信仰と、なんでもフォトショップ頼みの写真業界をなんとかしないと、みんなが不幸になる。
アイドルは、CGのような修正を施さない自然な魅力を、ファンは2次元とは違う生身の偶像として健全な崇拝を。それがお互いのためだと思う。


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