『ベイブ』を見た

2011年9月10日 土曜日

1995年の動物映画、『ベイブ』を見た。嫁っコが「動物が沢山出てきてかわいい」というので…。
この映画は、ちょっと賢い豚、通称ベイブが、ひょんなことから牧場に連れてこられ、バカにされながらも純粋な心とひたむきな努力で牧羊豚として活躍するようになる、という映画です。ときには血しぶきとか出てこない、こういうこども向けの映画で心和ませるのもいいものです。

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そしたら、プレイヤー(PS2)を起動させたとたん、“ペアレンタルコントロール”の警告画面が。これってそんな年齢制限とかある映画なのか? こども向けのほのぼのとした動物映画じゃなくて、何か残酷なシーンとかあるのだろうか。最後はベイブが屠殺場にドナドナと送られていったりするのだろうか。と最後まではらはらしながら見守りましたが、特にそういうことはありませんでした。

いや、「何もありませんでした」と言ったけど、事件は色々あった。平和な農場を脅かす家畜泥棒、野犬、そしてベイブを悩ませる牧場の動物間における厳格なヒエラルキー制度、世間の偏見の目、などなど。それらを情熱と努力でひとつひとつ乗り越えていき、最後にコンテストで大活躍するベイブの姿と、それを見守る寡黙なおじいちゃんの表情を見ていると、不覚にもラストはちょっとじーんとしてしまいました。

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あと全体を通して、動物の演技は、それが主題だけによく表現されていた。
動物自身の演技も良かったが、アップでの細かい表情の演技もいい出来だった。このアップでの演技には、CGではなくアニマトロニクスという、ロボットに動物の皮をかぶせて操る技術が使われている。(『ハリーポッター』や『かいじゅうたちのいるところ』でも使われている技術。やはりCGより自然な動きが表現できるようだ)

いつかもし子供が生まれて、90分間集中力がもてるようになったら、吹き替えでもう一回見てみようかな。とも思ったけど、きっと「豚肉食べたくない」とか「あひるかわいそう」とか言うんだろうな、と考えると、やっぱりこれは年齢制限があってしかるべき映画なのかもしれない。こども向けの糖衣をかぶった、大人向けファンタジー?


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