マスターキートンが復刻された! …でもなぜ?

2011年9月12日 月曜日

本屋に行ったら、あの伝説的名作漫画『マスター・キートン』の復刻版が出版されているではありませんか。
『マスター・キートン』と言えば、ご存じ『YAWARA』『MONSTER』『20世紀少年』など、ジャンルを超越した人気漫画を多数生み出している浦沢直樹による出世作です。

改めて読んでみるとマジ面白い

主人公が、大学講師、元SASのエリート教官、フリーの保険調査員、考古学者、という三足半くらいのわらじを使い分けていて、しかもそれが無理なく収まっているところが醍醐味ですが、最初に読んでいた小中学生の頃と違って、今読むと色々と大人の社会の苦労が描かれている漫画だったんだなあ、と気付かされました。小中学生には「考古学者が色んな戦い方をしている漫画」という、バトル漫画的な解釈しかできなかったよ…。

改めて読んでみると、豊富に盛り込まれた考古学やサバイバルなどの描写が知的好奇心を刺激し、キートンが直面する家族の問題や人生、仕事の問題に心を揺らされ、世界各地の遺跡に心躍らされ、何度読んでも実に面白い。これは本棚に置いておくべき漫画ですね。
それが、大きなサイズで、雑誌掲載時の4色カラーもそのまま復刻となれば、買うしかないこのビッグウェーブ。世界的ですもんね。

どうして復刻版が出せたのか?

しかしこれまでは、著作権を巡るゴタゴタ(※)によって、コミックスは残念ながら絶版状態になっていたわけですが、どうして今回復刻版が出せたんだろうか?

(※ゴタゴタ…コミックスに「作:浦沢直樹、原作:勝鹿北星」とクレジットされているが、実際は勝鹿北星は仕事をしていないのでおかしい、せめて名前の字を小さくしたい、と浦沢氏と長崎尚志氏が主張していたが、話を聞きつけた雁屋哲が「勝鹿氏はワシの友人だ、勝手は許さんぞ!」と小学館を恫喝、勝鹿氏はすでに故人のため解決不能で絶版に至る、というゴタゴタ)

それがどうして今回復刻版出版の運びとなったのかは分かりませんが(そして表紙クレジットは「作:浦沢直樹、原作:勝鹿北星/長崎尚志」に)、いずれにせよこの名作漫画がもう一度綺麗な装丁、大きな印刷で読めるというのは嬉しい限り。良かった、古本でまとめ買いとかしなくって。

1巻、2巻同時発売。
MASTERキートン 1 完全版 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
4091841619

MASTERキートン 2 完全版 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
4091841627

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