ようやく茶帯になった

2009年10月31日 土曜日

少しずつ通っていた沖縄空手/古武術の道場で、ようやく武器術の方で茶帯になることができた。過去ログを検索してみると、入門してから既に4年半が経過していた。(2005年3月11日 琉球空手を始めるニンジャ) 4年半といったら、オリンピックもワールドカップも一回りしてさらにお釣りが来る期間だ。これを長いと見るか短いと見るかは人それぞれだろうけど、この道場は昇級に対してそれほど厳しくなかったので、僕と同時期に初めて僕より上にいった人、僕より後に始めたのに僕を抜いて、さらにやめてしまった人、色々な人がいた。
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グラップラー宮本

2005年11月19日 土曜日

 TVで女子柔道の試合を見ていたら、僕が武道家であることを知っている人に
「柔道はやらないんだっけ?」と聞かれた。

 そういえば僕は色々やっているようでいて、組み技はほとんどやったことがない。完全なストライカーだ。理由は簡単、打撃技の方がカッコイイからだ!

 というのはさておき(理由の6割を占めるのだが)、もう一つの理由を挙げると、組み技の場合、必ず相手と接触しなくてはならないからだ。護身術として考えた場合、未知の相手と体を密着させなくては使えないのでは、リスクが高すぎる。
 例えば相手が襟袖に剣山を仕込んでいたら?
 例えば相手が3年風呂に入っていない浮浪者だったら?

 また、例えば柔道の投げ技が「組む・崩す・投げる」という3アクションであるのに対し、打撃技なら「(構える・)打つ」という1~2アクションである点も、有利で話が早い。

 総合の試合でも、打撃技が勝敗を大きく左右するシーンが多いように思う。(個人的に印象に残っているだけという可能性もあるが)—–

空手ニンジャ一代(3) 昇級審査(下)

2005年4月19日 火曜日

 (あらすじ。空手の昇級審査当日。午前の型審査でミスをしてしまた宮本は、午後の自由組手に全てをかける!)

 この日、白帯から昇級試験を受けるのは、僕ともうひとりしかいなかった。そいつはボウズ頭の外人で、さながらミルコ・クロコップのような風貌のゴッツいやつだった。
「ワタシ、国ではキックボクシンやってましたでも、日本に来て、カラーテ楽しいですネー!」
 おお、なんだか嬉しいねえ。とにこやかに談笑していたのもつかの間、大事なことを思い出した。

 昇級審査には自由組手が含まれる。

 自由組手とは、要するに空手の試合である。そして、自由組手の相手は同レベルの受験者同士になる。すると、俺の、相手は、この偽ミルコ? 見たとこ180cmはあるし、階級が違うんじゃないのか!

 拳サポーター(オープンフィンガーグローブのようなもの)をバッグに取りにいくと、携帯がメールの着信を知らせて光っていた。見てみると、たまたま今日のことを知っている女の子からの激励メールだった。男とは単純なもので、こんな些細なことで勇気付けられてしまったりもするのだった。よーし、いっちょやってみっか。

 しかし、いよいよ組手が始まる段階になって、さらに予想外の展開。
「ワタシ、さっきのテストで足くじきましたノデ、キケンですネ」
 ミルコ、欠場。やった! と喜びいさんだのもつかの間、今回審査を受ける白帯は僕とミルコの2人しかいない。ということは僕の相手は……?

 審査は、試合形式の紅白戦で行なわれた。組手の審査を受ける6名は、3名ずつ左右に分かれた。僕の対面にいるのは185cmの巨漢。おいおい、さらに階級上がってんじゃんよ……。しかも4級、紫帯。

「宮本さん、気をつけてください。あの人の蹴りを食らうと場外まで吹っ飛ばされますよ。」
 同門のOさん2段が忠告してくれた。しかし、不思議と恐怖感はなかった。むしろ、しびれるような高揚感が僕を支配していた。ああ、何かに似てるな、この感覚は。……思い出した。高校生の頃、バーチャ4の大会に出場したときの感覚だ。あのときと同じだぁ…。だったらイケるぜ!(柴千春) そうだ、格ゲーと同じだ。相手の攻撃をかわして、自分の攻撃を当てればいいんだ。

 そうと解ればこっちのものだ。何だか楽しくなってきた。会場の観衆も相手も、白帯の初心者があっという間にやられると思っているだろう。ひと泡吹かせてやるには最適のお膳立てだ。

 数々の修羅場を(バーチャで)くぐってきた僕には、こういう場合の相手の心理が手に取るように解る。中級者と一番食い合わせが悪いのは初心者だ。初心者は、なにをやってくるか全く読めない。有り得ないタイミングで繰り出してくる大技を出してきたりもする。だから、中級者が初心者と対峙するときは、性能の良い技や早い技を使って、一気にカタを付けようとする。逆に言うと勝ちを焦っている、そこがこちらの付け込むポイントでもあるわけだ。

「両者前へっ! 始めっ!」

 ドン!
 太鼓が鳴り響き、素早く構える。
 まずは足を使い、お互い相手を値踏みするように旋回する。
 ここは先手必勝だ。
 斜めに踏み込み、上段から中段のワンツーを繰り出す。
 が、あっさりいなされてしまった。というか届いていない。
 相手の圧力に負けて踏み込みが浅くなっていたようだ。
 かつて新選組の土方歳三は、「柄で斬るつもりで踏み込め」と語ったと言う。
 次は意識的に深く踏み込んで右の中段逆突きを繰り出した。
 と同時に相手も中段突きを繰り出してきた。
 いや、狙われた。
 カウンターだ!
 僕の突きは相手に到達する前に払われたが、大きく右腕を伸ばした格好の僕は体が開いていたため、相手の突きも肩口のあたりにそれた。
「続行!」

 だが、どうやらまだ相手は僕を白帯と舐めてかかっているようだ。
 今の内に驚かしてやろう。
「始め!」
 開始と同時に間合いを半歩詰め、僕は左前足で踏み切り、跳んだ。
 跳び後ろ蹴り、ローリングソバットだ。
 これは相手にとっても予想外の動きだったようだが、さすがにバックステップでかわされた。
 相手は着地際のスキを狙って踏み込んできた。
 しかし僕は、一撃目は外れてもともと、コンビネーションで出すつもりだった。
 相手が面食らって、踏み込みがわずかに遅れたのも幸いした。
「えい!」
 僕が着地と同時に出した左前蹴りは、相手の胸板にヒットしていた。
 ドッ…!
「赤、中段蹴り、有効!」

 会場が沸いた。
 これでもう一発有効打を入れれば勝てる。

 しかし、一本取られて相手の顔つきが変わった。
(まずいな…)
 じりじりと間合いを調節しながら僕は思った。
 もうさっきのような不用意なスキはできないだろう。
 それに、息が上がり始めていた。
 真剣勝負の3分間は、例えばなわとびでもしている3分間と、消耗の度合いが違う。
 しかも、頭部のプロテクターによって呼吸が阻害されている。
(早く決めなくては…)
 しかしそれは相手も同じ思いだろう、一気に間合いを詰めてきたかと思うと、正拳が連続で飛んで来た。
 それを辛くも受け流し、相手の横に回りこもうとすると、進路は右のミドルキックで遮られた。
「うりゃ!」
 ドン! 鈍い衝撃が左腕に走った。
 そのガードの硬直時間が解ける前に、相手の上段突きが僕の顔面を捉えた。
 パシィッ!
「白、上段突き、有効!」
 取り返された。これでイーブンだ。

「始めっ!」
 ミドルキックはなんとかブロックしたが、まだ左腕がしびれている。これをマジで食らったら大変なことになりそうだ。ガードも、3本防いだらもう腕が上がらなくなるだろう。
 これはかわすしかない。それか、踏み込んで間合いを殺す。
 次の回し蹴りが来た瞬間、踏み込んで相手の膝頭を抑えつつ、中段突きを叩き込んだ。
「イヤァーッ!」
 ドシッ!
……決まった!
 右手には確かな感触が残っている。
 しかし、号令がかからない。
 どうやら、ちょうど審判の死角に入っていたらしい。
 何てこった。これでとうとう相手を怒らせてしまった。
 スタミナももうもたないし、攻めの引き出しも残っていない。

 しかし、相手にももう余裕はなかった。
 決めることばかり考えて、技が大振りの雑な攻めになっている。
 僕は引き気味に守ることにした。
 体重の9割を後ろ足にかけ、前足のかかとを僅かに浮かせる。猫足立ちである。
 相手の右逆突きを巻き込み気味に払いつつ、カウンターのサイドキックが相手の胴をとらえた。
 パシッ!
「赤、中段蹴り有効!それまで!」
 ブルースリーに憧れて独習していた、サイドキックが役にたった。ありがとう、リー。

「お互いに、礼!」
 おい、あの白帯やるな…。ああ、いい動きだった…。そんな声が背後から聞こえてきた。
 会場は拍手に包まれていた。死闘を終えた僕を、偽ミルコが祝福してくれた。

 というわけで、審査には無事合格し、青帯を授かることができた。
 試合の行方を制したのは、経験の差だっただろうか。僕はバーチャファイターでは、地区大会で優勝するほどの腕前だった。空手は無級だったが、バーチャは4段だった、というわけだ。

空手ニンジャ一代(3) 昇級審査(上)

2005年4月17日 日曜日

 しまった!

 二日酔いでズキズキする頭、寝不足でしょぼつく目頭を抑えつつ、焼け付く喉を六甲のおいしい水で流し、今朝は響鬼よりもプリキュアよりも早く起きた。昨晩飲んでいる間はすっかり忘れていたが、今日は先月から始めた空手の昇級審査の日だったのだ。

 青い顔で時間ギリギリに会場へ着くと、この地区中の空手家が集まり、駐車場がいっぱいになっていた。会場内もなかなかの熱気である。審査は下の級から進んでいくので、僕の番はすぐにやってきた。午前は型と基本動作の審査である。初めてまだ1ヶ月ということもあり、ところどころあやしい部分がありつつも、気合でごまかす。「えぇい!」「フッ!」これ大事。

 しかし終わったあとで呼び出された。何かとんでもない失態が……? と内心ビクビクしていると「君は非常によく出来ていた。やる気があるなら9級も受けてみなさい」とのお言葉。これは願ってもないチャンスである。「やります! 受けさせてください!」と、とりあえずやる気をアピール。はしたものの、はっきり言って10級のことしか考えてなかったので、技が分からない。慌てて、今日9級を受けた小学生に、空き時間を使って手ほどきを受ける。
「なんだよ兄ちゃん、こんなのも知らねーのか?」
「うるせーです。いいからさっさと教えてください」

 一夜漬けでも、3種類の技くらいなら何とかなるものだ。
 「ハッ!」「トォー!」しかし、いざ審査の段になってそれらを披露して自信満々で立っていると、「どうした、あと3つ!」と審判員から叱責された。どういうことだ? ……あ! このとき、少年部と一般部ではメニューが違うことに気付いた。が、とき既に遅し……。
「覚えてないのか! もういい! そこまで!」
 この失点は、午後の審査で取り返すしかない。

 午後の審査は、自由組手。要するに、空手の試合をするわけである。しかしここで予想外の展開が宮本を襲う!

(というわけで眠いので続きは明日。)

空手ニンジャ一代(2)

2005年4月16日 土曜日

 とうとうサイトデザインをキャラ&メル仕様にしてしまった宮本、日常会話でも、仕事の話になれば「退屈な仕事はもううんざり! ああ、どっかに、体がかーっと熱く燃えるようなふしぎな事件は、ないの?」と言い、矢口脱退で落ち込む人がいれば「人間とは弱いものだな…。心があるから悩む、苦しむ。」と言い、待ち合わせの場所に遅刻しては「お待たせしました…地下練習場にご案内します…」と言い、って全部キャラ&メルミュージカルのセリフですみません。(参照)ミュージカル脳ですみません。今の僕は、会話の途中で突然歌い出す状態です。アレグリーーーアーーー。ホニャニャニャーニャーニャニャー、アレグリーーアーー。

 ミュージカルと言えば、『仮面ライダー響鬼』は何だかミュージカル仕立てで面白いと思います。あと、主人公が“組織に改造された”とか“選ばれしもの”みたいな“与えられた力”で戦うのではなくて、“体を鍛えて鬼に変化する”という“獲得する力”で戦うポジティブさが、今の僕の気分にマッチします。

 というわけで、明日は空手の昇級審査を受けてきます。入門1ヶ月でのスピード昇級がなるかどうか。一昨日の練習で、「自由組手の練習」をしたんですけど、相手が黒帯の有段者で、殺されるかと思った。黒帯の空手家のミドルキックとか、食らってみると半端じゃない。かなりゆるめに蹴ってくれたはずなのに、呼吸が止まりました。なんでも、防具は頭部にしかないらしいです。(それも、寸止めが原則なので、打撃を防ぐための防具ではない)まあ、なんとかやってみます。鍛えてますから!—–

空手ニンジャ一代(1)

2005年4月13日 水曜日

 久しぶりに会社の同僚とメッセンジャーで会話をした。
「宮本くん、今なにやってんの?」
「空手と古武道、それと杖・剣術の道場、あとスタントスクールに通ってるよ。開いてる曜日はジムで自主トレしてる。」
「なんだそれ、ケインコスギか!」
 お前は一体何をしたいんだ、と言われましたが、こうして改めて振り返ってみると、確かにおかしい。僕は一体何になるつもりなんだ。仕事を辞めたのに割と毎日やることがあるなぁと思ったら、こういうことだった。

 さて、二十の手習いで空手を始めたのは、会社を辞めた翌週のことなので、ちょうど1ヶ月くらい経つわけですが、今日の練習後、師範に呼ばれました。
「何でしょうか」
「今度の日曜日な、昇級審査があるから。来れる?」
「はっ! 審査……でありますか」

 なんと初めて1ヶ月なのにもう審査を受けさせてもらえる。なんでも半年に1度しか審査はないので、これを逃すと随分先になってしまうから、とのこと。
 しかし試験科目を見せてもらうと、基本動作と初歩の型の他に、“自由組手”とある。
「先生、この“自由組手”ってのは一体?」
「自由に組手するんだよ。防具付けて打ち合うんだ」
 き、聞いてないっすよ! 極真とか正道とかのフルコン系じゃなければ痛くないだろうと思って入門したのに……。
「やったことないんですけど……。」
「だいじょうぶだよ、相手もシロウトだ。適当に技出しゃ当たる」
 そんなものだろうか。まあ確かになるようになるだろうけど。

 武道家の先生には2つの種類がある。さっさと級や段をくれる先生と、なかなかくれない先生だ。この空手の先生は、「級があがればモチベーションにつながる」というポリシーをお持ちなのでありがたい。早すぎると焦るけど。
 それに対して、杖道のほうの先生は、「武道は段位を取得するためにやるものにあらず」「なまじ段など取るとそれに満足して続かなくなる」「まずは基礎をしっかり固めてからだ」という理念の持ち主なので、入門から1年以上経った今でも僕は無級のままである。しかも、いちいち正論、ご説ごもっともなので何も言い返せない。昨年末にちらりと、「まぁ来年の秋ぐらいには受けてもいいかもしれんな」と仰っていた。長いよ……。

(※先生の顔はイメージです)

琉球空手を始めるニンジャ

2005年3月11日 金曜日

日夜修行に明け暮れる宮本・ザ・ニンジャでござる。にんにん。
今日は、近所の市民体育館に空手道場があるというので行ってみた。本当は前から存在を知ってたんだけど、平日の夜7時という時間帯は、仕事をしながらでは通うのが不可能だったのだ。もう1年半くらい前からずっと気になってて、仕事を辞めた直接のきっかけ、というほどではないが、辞めたらまずやってみようと思っていたことのうちのひとつではあった。猫流。にゃんにゃん。

実は空手を始めたいというのは3年ほど前からずっと思っていた。僕はよく海外旅行に行くのだが、外人は日本人と見るや「カラテはできるのか」と聞いてくる。そのたびに「出来る」とウソをついたり、「出来ない」と答えて失望されたりするのに疲れてしまった。それに、国際人として生きていくためには、自国の文化や伝統をしっかりと持っていなくてはいけない。それには体ひとつでできる空手が一番手っ取り早い。
また、いざというとき、最後に頼れるのはやはり自分の体である。とうのは、昨年スペインで首絞め強盗の脅威にさらされたときに痛感した。

しかし、空手道場に通うには、ある程度は体が出来ていないといけないのではないか。ひょろひょろの手足じゃあ、キックを受けたときに折れてしまうかもしれないし、あまり貧相な体だと侮られるだろう。というわけで2年前から始めたのが筋トレ。つまり筋トレは空手を習う前段階で、空手は気分良く海外旅行をするためのものなのだった。ずいぶん遠回りした気がするけど、すべて物事はちゃんと楽しもうと思ったら、手間暇のかかるものなのだ。

しかし僕ももう20代後半なので、これからマスターできる身体系の趣味もあとひとつか2つだろう。10代の頃から始めてる人たちが羨ましい。まぁ10代の頃に身体を使うという選択をしなかったから今の僕があるんだけど。

それにしても、剣術の道場に行ったときも思ったけど、武術家というのは押しが強くて話が早い。今日行った沖縄空手の道場は、帰りにはもう入会申込書を持たされてたよ。
「あの、見学させていただきたいんですが…」
「そうか! 君、名前は?」
「宮本と申します」
「うん、じゃあ、やってみよう!」
すごい踏み込みだ。「じゃあ」が全くつながってない。直線的すぎる。まさに空手の動きだ。例えば合気道の道場だと、勧誘するにしてももうちょっと引いたり流したりしてた気がするのでござった。—–

ミヤモト・ザ・ニンジャ 全米デビュー

2005年1月10日 月曜日

 しません。

1ヶ月前の話だが、マツケンサンバ、全米デビュー!というニュースがあった。(→スポヌチアネックスOSAKA 芸能

 実はこれ、スレッジハンマー謹製のウソニュースなわけだが、方々で騙される人が続出する騒ぎとなった。多分今でも信じている人はいると思う。「そういえば全米デビューどうなったのかなぁ」みたいに。

 でもこれが本当でもおかしくないと思えるくらいに、ガイジンはやはりサムライとかニンジャとかゲイシャとかが好きだ。ちょうど僕らが、支那人はみんなカンフーやってて弁髪でラーメン食ってて、インド人はみんな頭にターバン巻いてカレー食べてビックリしている、と思っているのと同じくらい当たり前に、日本人はカラテやっててメガネかけてて、仕事で失敗すると切腹させられると思っている。

 僕が去年から、神道無想流の剣術道場に通ったり、今年からはとうとう空手道場に通おうと画策しているのも、海外旅行したときに毎回「ユーはカラテができるか」と聞かれて、そのたびに「できない」と答えて失望されたり、「できる!コォーーーッ!」とインチキ空手を披露したりした心の負い目がきっかけである。もちろんそんなサービス精神だけではなく、何か日本の伝統として体に残るものを習得したかった、というのもある。もちろん、前年から続く“身体感覚の復権運動”(*)の一環でもある。

「なんでそんなこと始めたの?」と聞かれる機会が増えたので自己分析してみた。

(*)……身体感覚の復権運動……僕は生まれてこの方、まともに運動をした経験がなく、典型的なもやしっ子のまま成人してしまった。知的/精神的作業に偏りすぎていた半生を顧みた結果、突如として「体を動かそう」と思い立って昨年から始めた運動。運動主義。目標は現代のリアル・ニンジャとなること。

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理想のバク転結婚

2004年10月31日 日曜日

理想の結婚相手 み、皆さん……。先日の『うたばん』見ましたか!!

 アーティストプロフィールということで、W(ダブルユー)が好きな場所や理想の結婚相手について答えていたんですが、辻ちゃんの答えが

「手料理をおいしそうに食べてくれて、バク転ができるひと」

だったんですよ……! へへ……。来たぜ、ぬるりと……。

 辻ちゃんが、指名……! 俺を……っ!

バク転をする宮本 以前、堂本兄弟に出たときは、好みのタイプが「バク転が出来て、…」だった(続きは光一が出しゃばってバク転したためにカットされた)んですが、それが理想の結婚相手にまで昇進した! これはちょっと、何らかの理由があるとしか思えない。

 で、なんで僕がこんなに興奮しているかというと、実はちょっと前に、ミクシィで「バク転ができるようになりました日記」をアップしてたんですね。絵つきで。(→連続写真参照)

=宮本 辻ちゃんはそれを見たのかもしれない。それから「毎日たくさん食べないといけない日記」をここで書いていたのも見ていたのかもしれない。いや、見ていた。見た。辻ちゃんは九十九式を読んでいて、ミクシィをやっている!

 そして、うたばんでの発言は僕へのメッセージだったのだ……! ごめんね辻ちゃん、やっと今気付いたよ! 俺、辻ちゃんの作る料理ぜんぶ食べるよ! 毎日バク転するよ! バク宙もマスターするよ! 前宙はもうすぐできそうだよ!

 兄妹だから結婚はできないかもしれないけど、今すぐ君の事を迎えにいくからね! 迎えに……。

 ……で、どこへ迎えに行けばいいんだろう?

辻ちゃん専用特設メール

フードファイター宮本

2004年7月2日 金曜日

 テーマは「身体感覚の復権」、1年前から続く、個人的健康ブームの真っ只中の宮本です。こんばんは。酒を控え、煙草をやめ、筋トレを始めた、というのが前回のあらすじ。すると次に問題になるのは当然食生活だった。

 鍛錬、栄養、休養。これらは3つの内どれがかけても満足のいく結果は得られない。鍛錬は、最初の1週間こそ、箸ももてない扉も開けられないほどの筋肉痛にさいなまれたものの、慣れてしまえば習慣化するからどうってことない。休養は眠くなったら回線切って寝ればいいだけの話。

 この3つの中で、一番難しいのが栄養だった。いくら筋トレをしても、栄養が不足していたら疲れるだけで全然意味が無い。悪くすると細ってしまうのだ。筋トレをするからには、たんぱく質を大目に、2,800kcal*くらいは摂取したい所。しかし、もともともやしっ子だから筋トレを始めたこの拙者、自慢じゃないが食は相当細い。中高の時分なんて、昼飯代として毎日母親から支給される500円のうち、カロリーメイトで200円に切り詰め、残りをストIIの対戦に費やしていたほどだ。(当然毎日腹を減らしていたが、これって成長期の発育によろしくなかったなぁ)

 ざっくり計算すると、1日3食で、毎食約1,000Kcal摂ればいいわけだ。しかしこれは勿論無理。1,000kcalといったら、支那料理ならみそラーメンとカニチャーハンを1人前ずつ、マックならダブルチーズバーガーとチョコレートシェイクに、チキンナゲットをバーベキューソースで5個食べてやっと到達する量だ。…うぷ、書いてるだけで気持ちが悪くなってきた。これだけの量を毎食とるのはまず不可能なので、4~5回に分けて食べることにした。

 そしてカロリーと同じくらい重要なのがたんぱく質である。筋肉はトレーニングで受けたダメージから回復するときに成長するが、そのときに十分なたんぱく質がないと筋肥大が起こらない。一般的には、体重の1000分の1くらい、つまり体重が60キロの人なら60g程度のたんぱく質が必要、アスリートはその2倍とされている。ならば一般的な生活をしつつ筋トレしている人間は1.5倍くらいかな、と考えるも、これがまた難しい。コンビニで栄養量のシールを見ればわかるが、ふつうの食事でそんなに栄養が取れるわけがないのだ。しかも僕は現在、ペスクタリアン*(肉を食べないが魚は食べる、ベジタリアンの一種)として生活しているため、献立は困難を極めた。そこで毎日ヨーグルトだの6Pチーズだのを常備して食べる生活が始まった。気持ち悪い…。さらに、適度な感覚で補給することも重要だ。時間が空きすぎたり、栄養が不足したりすると、筋肉からたんぱく質が分解されてエネルギーとして消費されてしまうのだ。

 ダイエットしてる人、食べたくても食べられない人には申し訳ないが、たくさん食べるのは本当に疲れるし、だんだん飽きてくる。面倒くさい。こんな言葉があるのか知らないが、完全に食べ疲れである。しかし食べなくてはならない…。明日のために。

 まぁ今の会社は、歩いて1分圏内にコンビニがあるのがせめてもの救い。そうそう、しばらくフリーでやってみたものの、どうも食えなさそうなので、とある会社で働くことになったのです。そこで前述したような食生活をしているので、「オマエいつも何か食ってんなぁ」と言われています。デブじゃなくて良かった。デブキャラにされるところだった。いや、既にデブじゃないのにデブキャラですよ!

*2800……実際は僕の体重では2,800はちょっと多かった。2,300くらいでよさげ。

*ペスクタリアン……実際は、乳製品も不可らしいが、僕のベジタリアン生活は宗教的理由ではないので、乳製品と、例外として鳥肉もOK。

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