酒とBARの日記

■2002/12/29 (日) 帰省ラッシュはじまる

今日は人が少なくてラクちんであった。
こういう日は実に良い。ヒマ過ぎるのもこまるが、僕は忙しすぎるのは大嫌いだ。
店としては収益があがらないと困るのだろうが、雇われの身には直接の関係はない。
原因をあれこれ推理した結果、帰省ラッシュで都心の人間はいなくなってしまったんだろう、というところに落ちついた。

■2002/12/19 (木) はじめに

 僕はとあるバーで働くバーテンダーだ。いや、まだ1年に満たない僕のキャリアを考えると、バーテンダー見習いと言ったところだろうか。(ちなみに見習いと書いてパダワンと読む)
 ここでは、バーで働く先輩や師匠や上司、店に来る珍奇な常連客、カクテルや酒の薀蓄、トホホ失敗談、ハートウォーミングストーリー、泣ける2チャンネル、レモンハート、美味しんぼスコッチの真髄編、そんな感じのエッセイ的な文章を綴って行く事にする。

 ところで、書き始めるにあたり、一人称を『俺』『私』『僕』のどれにしようかと考えた。文章は、その一人称によって文体はおろか内容まで引きずられるものだ。

 『俺』は、日常生活で使っている一人称ということもあって馴染む感じもするんだけど、文章にするとちょっと硬質な感じというか、粗野な雰囲気になる。
(例)俺は、注がれたバーボンを一息で飲み干した。熱い液体が喉を焦がして落ちていくのを感じる。

『私』は、なんだかスノッブでオーセンティックな雰囲気になってしまいそう。マスターっぽい。
(例)私は、ちょっと考えて、グラスの淵にマラスキーノチェリーを飾った。「あちらのお客様からですよ」

『僕』は、僕が文章を書く時に最も多く採用する一人称であり、朴訥、素直、少年、若者といったイメージを与える。(と思う)
(例)僕は、カルヴァドスを手に取ったところで、次にシェイカーに入れる材料がなんだったのかを忘れてしまった。
 見習いの僕にはこれがいちばんしっくり来るだろう、という事で僕は、僕が僕であるために、僕で行きます。

■2002/12/12 (木) バーテンダー日記 オープン

今日からここで日記を書く。本当はエンピツが良かったのだが、現在新規加入を停止していたので、しかたなくさるさるにする。さるさるの良くない点は、右下のサルのアイコンが鬱陶しいことと、見るからに素人くさいデザインだ。
エンピツの良い点は、デザインの自由度が高いところだ。
しかしせっかく「さるさる」をレンタルするからには、さるさるの良い点も誉めなくてはならない。さるさるの良い点は、無料レンタルの新規加入を受け付けている点だ!

今日は、とあるアルマニャックの銘柄をど忘れしてしまったせいで、1時間の説教を食らった。色んな意味で非道い話だ。アルマニャックは、アルマニャック地方で作られるブランデーの名称だ。

登場人物紹介やあらすじやデザインなど、容れ物が整ってから書き始めようと思っていたが、それだと多分公開するのが1ヵ月は先の話になってしまうので、ここで前倒し公開する。


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