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某日、都内某所において、日記系テキストサイト管理人達による大規模なオフ会が行なわれる。
僕が集合場所のJR某駅の改札に着くと、そこには既に、いる、いる。
あのサイトの人やあのサイトの人…。大手サイトの人から非サイト持ち、既に閉鎖した人まで来ている。一体全部で何人なんだろう。話によると60人くらいと言う事だが。

僕達は、何故だか貸し切りバスに乗りこんで、和気あいあいと移動する事になった。変な話だ。
だけど周囲はそうそうに打ち解け合い、楽しく談笑している。
曰く、「サイト、いつも読んでますよ~」「○○日の日記、めちゃめちゃ面白かったス!」 …そんな具合だ。
僕はというと、1番後ろの席に陣取って、顔見知りの仲間達と内輪話やモ。話に花を咲かせていた。
しかし、その内に会話が二次元の方向に飛んでしまい、「萌え~」とか「ありあたんが・・」などの理解不能な単語が頻出するようになったので、僕は眠くなってきた。昨日は十分に眠ったんだけどな。
いや、おかしい。今まで会話していた回りのヤツラも眠りかけている。何かが、変だ…。
シューシューとガスが漏れるような音を耳にした気がしたが、それを確かめる間もなく、僕は深い、深い眠りの中に落ちていった…。


目がさめると、僕達は孤島の廃校の教室に座らされていた。
突然、教室のドアがガラリと空いて、一人の男が入ってきた。
「はーい。よく眠れましたかー。私が、君達の担任の、愛蔵太です!
 今日は君達に、ちょっと殺しあいをしてもらいまーす。
 一人二つずつ武器の入ったデイパックを渡すので、最後まで殺し合ってくださいねー。
 あと、首につけてる首輪を無理に外そうとしたり、禁止区域に入ると、爆発するので気を付けるようにー。」

訳も分からぬまま、僕達は一人づつ、校舎から外の暗闇へと出ていった。





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