“最初から症候群”と『シンケンジャー』の話

2010年2月19日 金曜日

最近、自覚症状があるのだが、僕は物心ついた頃から、ある持病を抱えている。
『最初から症候群』という。 どうやら治らないらしい。

例えばマンガでもTV番組でも、第一話から順序よく見ないと気が済まない。例えばキン肉マンだって、最初の方のキン肉マンが巨大化したり屁で空を飛んだりする部分は別物だ。しかしあれに耐えて読み進めてこそ、悪魔超人が出てくるあたりからの流れが面白くなる。

食事でも順序は大事だと思う。コース料理がいつも前菜からデザートまで、決まった流れがあることからも、この考えが間違っていないことが分かる。僕はたとえパック寿司を食べるときでも、味の薄いネタから順に食べていって、最後に穴子を食べて締める。あと好きなものは最後にとっておく派。

今月、惜しまれつつ大団円した『侍戦隊シンケンジャー』。脚本は『電王』の小林靖子で、侍という設定で和風モチーフにこだわり抜いたドラマで、アクションエンターテイメントとして、青春群像劇として、一話完結人情ものとして、もちろんチビっこ向けのヒーローもの(本来これがメイン)としても、非常に完成度が高くて面白かった。
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シンケンジャーが面白すぎる件

2010年1月29日 金曜日

電王以来再燃している特撮熱が盛り上がってきました。
表題のとおり、シンケンジャーがマジで面白すぎます。

また例によって、録画をまとめ視聴で追いかけているので、もうすぐ最終回の世間とは微妙にタイミングがずれているんですが(今は夏の話を見ている)、この盛り上がり方は半端じゃないですよ、これ。
脚本は誰かと思ったら小林靖子大先生。『仮面ライダー電王』の脚本を書いていた小林先生です。道理で“泣ける”わけだ。小林節とでも言うんでしょうか、とにかくうまい。友情や努力で盛り上げるところは盛り上げるし、人情話や主人公達の成長でぐっと来る、泣かせる見せ場を作る。そしてもちろん、ヒーロー物として、格好良いシーンはとことん格好良い。それでいて、基本的に子供向けの番組なわけですから、暗くはせずに明るさ、楽しさを忘れない。ほとんど完璧なエンターテイメント劇に仕上がっています。しかもそれを、ドラマ・戦い・巨大化バトル・解決、という制約の中で描ききっているんですから、並大抵の仕事ではありません。ドラマ部分なんて、毎週実質的には15分くらいなんですよね。いや、本当に凄い。

そんなわけで、せっかく見ているので全話レビューでもしようと思い立ちました。明日から。
見てない人は、だまされたと思ってTSUTAYAとかで見てみてください。
僕は最近家では、毎日骨のシタリか腑破十蔵の真似をしています。

電王キュージョン

2009年11月8日 日曜日

こんなんあるんですね。理屈と膏薬とキューピーとキティは何にでもくっつくなぁ。

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仮面ライダー響鬼 劇場版

2005年9月5日 月曜日

 そして響鬼。劇場版オリジナルのライダー(鬼)が5人も出てきて、しかも時代劇という、こちらはまさに劇場版らしい豪華な内容。物語の現代から始まる。響鬼が強力な魔化魍に打ち倒され、入院してしまう。魔化魍の情報を調べるために古文書にあたった明日夢は、そこに自分と同じ名前の少年を見つける。現代の明日夢と、500年前の明日夢の体験が、並行して語られる。はたして500年前の明日夢は、ひとみを助けることができるのか。現代の響鬼は、魔化魍を倒すことができるのだろうか。

 マジレンジャーが完全子供向けなら、響鬼は大きいお友達にもどうぞ、というTV版を踏襲した流れ。「平成ライダーは子供には難しい」という声もあるし、この響鬼劇場版も多分にもれずそうした批判を受けているようだけど、それはそれでいいと思う。どうせ小さい子は「ヒーローが戦ってかっこいい」ぐらいの理解度でしか見ないし、そうでないならちょっと考えるようになっていいんんじゃないか。
 しかしこの「パラレルワールド」という設定は、子供の理解の範疇を完全に超えていたようで、現実と物語を行き来するたびに「なんでケガなおったの?」「なんで変なカッコしてるの?」と言った疑問の声がそこかしこから聞こえてくる。っていうか子供うるせー。ちょっと短かったような気がするけど、子供がじっとしてるのはこの2時間くらいで限界なのだろう。

 まあもともと子供向けの映画のはずなわけで、そこに大人一人で行くほうが悪いんですが、客層をつぶさに見てみると、小さい親子連れ以外にも、特撮マニアっぽい男性客はちらほら見受けられた。僕の隣に座った男は、一人でずーーっとガンダムSEEDのノベライズを穴のあくほど熟読していた。と思ったら、「○○ちゃん、トイレはいいの?」「うるさいなぁ、大丈夫だよママ」 大きい親子連れだった。俺と同年代に見えたが……。

 ちなみにもとのTVシリーズもそうなんだけど、劇中には「ライダー」という単語、表現は一度も出てこず、「鬼」で統一されている。それでも一応バイクにまたがってはいたのが、時代劇なので乗り物が馬になって、ますますライダーから遠ざかって素敵だ。
『響鬼』の鬼たちは“音撃”という、楽器で敵を倒す設定になっている。主人公たちが太鼓、トランペット、エレキギターなどを武器として戦うのが楽しいのだが、劇場版の鬼たちの変身は全員音叉だったし、その音叉を剣にしたりして戦っていた。しかし三節棍をトライアングルにしたり、ドラで敵を倒したりと、”音撃”らしい工夫も見受けられた。でもこの時代にトランペットやギターはないだろう、とちょっと思った。

あと、準主人公のオリジナル鬼、“歌舞鬼”を演じている俳優、どっかで見たどっかで見たと思っていたら、中澤裕子主演の昼ドラマ『 ほーむめーかー(2004年)』に出てきた、イケメン管理人だった。そこでの役柄は、ハーブティーとガーデニングが趣味のナヨっとしたフェミニンな役だったから、ギャップで分からなかった。この映画では、ノースリーブでワイルドで何を考えているのか良く分からない感じ、平たく言うと『池袋ウェストゲートパーク』のキング(窪塚洋介)だった。

劇場版 仮面ライダー響鬼 キャスト
ほーむめーかー キャスト

それから、あっちこと安部あさみが悪役で出てたんだけど、変身する前から本当に素で悪い顔をしててすげぇなぁと思った。あとそのチョイ役っぷりにも。わざわざ記者会見なんてしたのにこんな役か!っていう。あきら役の秋山奈々の出番が本当ぉぉに少なかったのは残念でなりません。ガメラで怪獣に食われる仲間由紀恵並の出番だった。—–

魔法戦隊マジレンジャー THE MOVIE インフェルシアの花嫁

2005年9月4日 日曜日

 スタントの練習を初めて以来、ヒーロー番組も毎週欠かさず見るようになった宮本は、マジレンジャーと響鬼の劇場版を、公開初日に見に行ったのだった。

 というわけで、見てまいりました劇場版。2本立てだけど普通の映画と同じ2時間程度の枠なので、それぜれが1時間ずつといったところ。多分、これが東映ヒーロー映画のフォーマットなのでしょうか。まあ2本立てで3時間とか4時間とかやられたら子供が寝る、騒ぐ、帰るで上映が成り立たないでしょうねきっと。

 マジレンジャーのサブタイトルは『インフェルシアの花嫁』だったが、この“花嫁”は何とレッドであるカイの想い人の山崎さんだった。さらわれた山崎さんを、レッドが助けに行くというお話。

 レッドは高校サッカー部、山崎さんはマネージャーなのだが、冒頭から「や…山崎さん! 俺がもし、次の試合でもシュートを決めたら、俺を君の1番にしてくれ!」「お、小津くん…(キューン)」とかなったりしてて、おいおいこれは一体何の映画ですかよ、と1人でニヤニヤしてしまった。エンディングでは、2人で追いかけっこして、もつれあって転んで見詰め合ってドキッ!とかしてた。ユー、付き合っちゃいなよ。というかもう付き合ってんだろおまえら、っていう。チビッ子置いてけぼりっていう。

 あと、レッド以外のレンジャー達の脇役っぷりと言ったらなかった。山崎さんメインのアイドル映画だった。内容密度的にはTV版の2話分ってぐらいだった。でも、そういう普通さ加減が逆にいいのだろう、このシリーズは。
山崎さん
 マジでかわいいです。

『GODZILLA FINAL WARS』

2004年12月30日 木曜日

 噂の、北村ゴジラを見てきたよ!

「最後だから怪獣全部出して戦わせて、人間部分も頑張って、大団円のゴジラ映画を作る」という無茶を高レベルで実現させた、色々な側面をもった映画。というか色んな要素を詰め込んで凝縮した娯楽バカ中学生正月大作映画。

 ここで怪獣映画のあらすじを語る愚は犯さないが、特筆すべきは、怪獣が出てこない部分でのアクションも試みたという点ではないだろうか。従来のゴジラ映画は、ともすれば人間の出演部分は怪獣が出てくるまでのつなぎシーンであり、どうしても退屈なものになりがちだった。(言っても、本作でもつなぎに変わりはないんだけど)

 ところがそこは格闘アクションマニアの北村監督である。怪獣同士を戦わせるだけでは飽き足らず、人間同士も戦わせてしまった。何せ、人間側の主人公からして、“特殊な格闘訓練を施されたミュータント戦士部隊”という設定で、エビラ程度の怪獣なら白兵戦で制圧してしまうのだから。

 もちろん、次々と出てくる歴代の人気怪獣がメインであることは間違いない。10体以上も出して、しかもそれを全部ゴジラとぶつける、なんていう強引な舞台設定には驚き呆れ、笑うほかない。おなじみのモスラのサポートやアンギラスなどの有名怪獣、そして満を持して、さんざん引っ張った挙句の例のライバル怪獣の登場シーンと盛り沢山。バカで勢いがあって、こういう怪獣映画もいいなあ、と思わせてもらった。ギャグのセンスに関しては好き嫌いが分かれるかもしれない。怪獣サッカーとか、監督自身のカメオ出演とか……。僕は好きなんだけど。“ハリウッド版ゴジラ”は楽しかった。

 しかし一つだけとても納得いかないのは、モスラの妖精をどうしてW(ダブルユー)にやらせなかったのか、ということだ! かつて北村監督は、出演者について「若手スターとベテランを融合させたキャスティングを検討中」と語っていた。

モスラには小さな双子が必要になる。

小さな双子のオリジナルキャストはピーナッツ。

       ↓

辻加護は、双子じゃないのに双子みたい。

W(ダブルユー)はピーナッツのカバーをしている。

 ここまで条件が揃っておきながら、なぜだッ!?

参照

GODZILLA FINAL WARS公式—–

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