2004年3月16日 火曜日
ああ、そろそろこのデザイン変えようと思ったのに、「いつまで続くんだろう」って書かれちゃったからしばらく戻せない! ピロスエさん!
確定申告してきました。学生および無職のみんなのために説明しておくと、確定申告というのは、納税者が税額を確定するために所得額等を税務署に申告することです。平たく言うと、税金を納めすぎた労働者のためのキャッシュバック制度です。
それにしてもギリギリすぎた。期日は2月16〜3月15日だったので十分余裕はあったはずなのに、書類の作成に着手したのは3月15日午前1時30分(=前日の深夜)。「8月31日の小学生パワー(*」全開です。
というのも、今まで一度もしたことがないので何となく面倒くさくて、「どうせ1〜2万円程度だろ。いいよいいよ。」と、頭の隅に追いやっていたんです。
が、昨晩たわむれに国税庁のサイトで調べてみたら、なななんと10万円近く戻ってくるらしいことが判明したのでした。こ、こここれは大変だ!
途中何度かの挫折や絶望を乗り越えて、書類がなんとなく完成したのは朝の4時。なんとなく翌朝提出しにいったら、印鑑を押してなくて突っ返されたりと、紆余曲折を経ながらも、何とかなったっぽい。それにしても眠い、だるい、10万円。大人になるって、難しいんだなぁ。
ここを読んでいる皆様には、早めの提出をおすすめしておきます。といってももう16日だから、もしまだの人がいても今更遅いんですけど。年賀状も早めに出せってよく言いますよね。ああ、そういえば年賀状の返事もまだ書いてないぞ。そろそろまずいなぁ。
*…夏休みの間遊び呆けて、始業式直前になって宿題をやる小学生
2004年3月7日 日曜日
(ドラマ愛の詩『ミニモニ。でブレーメンの音楽隊!』
NHK教育 毎週土曜日夜7:00〜7:25 再放送は翌土曜朝10:30〜。)
結局、『ブレーメン』の辻ちゃんパートの持つ意味とはなんだったのか。そんなことをゆっくり考える暇も無いまま1週間はあっという間に経ち、加護ちゃん編がスタートしたのだった。
今度の舞台は1949年、終戦直後の日本である。主人公の設定を「大阪から上京してきた中学生」という設定にしたのは大正解としたい。今では滅多に聞かれない、加護ちゃんの関西弁が全編通して堪能できるということだ。この配役の妙、設定の丁寧さは、ドラマの成功の大きな要因のひとつである。振り返ってみても、ひたむきだけどどんくさい高橋の役、元気で健気な辻ちゃんの役、ミカにはチョイ役……。ブレーメンの製作班は、実によくミニモニのことを理解していると言えるだろう。
また、この初回で加護は、改めて彼女がもつ演技力の水準の高さを我々に見せつけた。特に光っていたのは、空襲で家族を失ったことを語る場面での泣きの演技。若干のつたなさは残るもののその表情は完全に女優のそれであり、思わず胸が締め付けられた。演技面でも辻ちゃんが頂点かと思われたが、ドラマ『本池上署』のレギュラー出演などで、経験の点では加護に一日の長があった。
この2人の関係は、『ガラスの仮面』で言えば亜弓とマヤである。努力と経験で名声を手に入れる加護、天性の才能で「場の空気を支配」してしまう辻。あとは2人に今後どんな仕事が回ってくるか、が問題である。目が離せない。
1つだけ苦言を呈するならば。
食糧難の時代、配給の大根やヤミ市で手に入れたわずかな食料で生き延びる、身寄りのない少女。にしては、ちょっとこの丸いほっぺたとふくよかなアゴはどうかと……。

しかしメイド姿は本当にかわいいですね。ずるいなー。
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2004年3月6日 土曜日
公開を目前にますます力の入る『イノセンス』プロモーション。インタビュー記事も随所で見かけるようになりました。そのうちの1つ、読売のインタビュー。
鈴木 「中身に口を出すつもりはない。但し、一つだけ気に入らないことがある。このタイトルはよくない」って。当初は、「攻殻機動隊2」というタイトルだったんです。これじゃ、売れるものも売れなくなります。海外でいくら評価が高くても、日本で12万人しか動員していない作品の続編が、売れるはずがないんです。僕は、代わりのタイトルを提案しました。「イノセンス」はどうか、と。
—押井監督の反応は。
鈴木 しばらく沈黙した後、「その手があったか」って。勝ちましたよ(笑)。映画製作にとって、タイトルというのは、とても重要なんです。そのタイトル目指して作っていくものですから。「機動隊」という文字が入っていたら、やっぱり機動隊の話になっていくんです。それでは、沢山の人に観てもらえません。
数日前に、「タイトルを『攻殻機動隊2』にしなかったのはマーケティング的にOKなんだろうけど」と書きましたが、実はもともと『攻殻機動隊2』だった、という話。M君ありがとう。いい話ですねこれ。作るものをできる限り良いものにしようという男達の意地のぶつかり合いですよ。「その手があったか」ってのもかわいいですね、押井監督。意固地にならず良いものは良いと認める姿勢。また、鈴木氏の「ネットだのそこから生まれた子どもだのというのは、私にはよく分かりませんでした。」
という発言も格好良いと思う。分からないものを分からないと公言するのは勇気のいることだ。
そう言えば、劇中でバトーとトグサはしばしばミルトンや論語から引用したり、哲学談義をしたりするんですが、意味を考えているうちにどんどん次の会話に進んでしまう。「こんなに色々暗記してる奴いるかよ」と最初は思ったんですが、彼らの脳は電脳*化されているので、外部メモリーからその都度データを持ってきているんですね。つまり、まさに「別窓で検索しながらチャットをしている」状態なわけだ。
「本棚を見ればその人がわかる」と言いますが、「外付けメモリーを見ればその人がわかる」ってことですね。そんな未来が訪れたら、何を保存しておこうか。とりあえず福本全漫画、ガンダム全話を辞書登録し、随時引用しておしゃれな会話を楽しみたい。あとは論語と聖書はまぁ入れるな。それと失われた時を求めて。電車待ちとか食事時とかトイレとか、空き時間を見つけてはちょくちょくアクセスして読む。
*電脳……脳に対してマイクロマシンを注入し、首に入出力インターフェースを埋め込むことで、思考を直接外部とやりとり可能となる脳の事を電脳という。
▽参照リンク
・「イノセンス」は、20年目の“宿題” 鈴木プロデューサーに聞く
・イノセンスを語る(糸井×鈴木)
・不完全用語集
・チャットしながら検索するようなもの—–
2004年3月4日 木曜日
風邪治ったー! のでリニューアル。右にいるのは僕のともだちどぇす!
以下、書きっぱなしで風邪をひき、一週間行方不明になっていた文章。ちょっと古いんですが、もったいないので加筆修正して発表します。
助演男優賞は当然のように逃しましたものの、今後の仕事が順調そうなのが、渡辺謙こと謙さんが凄い!さんです。先月末のニュースですが、バットマンの最新作に敵役として出演することが決まったそうで。バットマンの敵役といえば、シュワルツェネッガーやジム・キャリーなど、そうそうたる面子が演じてきたメジャーな役どころで、渡辺謙が名実共にハリウッドメジャー俳優の仲間入りを果たすということらしいです。
ではその役はどんなものかと調べてみると、「ラーズ・アル・グール」というアラブ人で、世界転覆を狙う国際犯罪組織の首領だそうです。しかし未だに9・11ショックとテロコンプレックス、アラブ人恐怖症に支配されているアメリカ人のことを考えると、そんなに輝かしい未来を約束するキャリアなのかなぁ、と首をかしげたくなります。悪役過ぎて嫌われても面白くない。
まぁどうせ、ラストサムライのように日本で一山当てて興行収入を上げようという腹でしょう。
そもそもこのラーズ・アル・グール、アラブ人の役なのに謙さんが演じる必要はないんじゃないですか? 原作では有名なキャラらしいけど、聞いたこともない名前だし…。気になって調べてみたんですが、1次ニュースを見てもニュースサイトを見てもわからず、海外のバットマンサイトでやっと発見しましたラーズ・アル・グール。

似すぎ。
いや、これは渡辺謙だ、確かに。これはしょうがない。
しかし今回検索していて引っ掛かったのは、ブログサイトのヒット率の高さ。MTに代表されるブログツールで吐き出されたファイルは、記事が一つずつHTMLファイルで独立してるから、今の検索エンジンの仕組みと親和率が高いんですね。例えば検索エンジンはページタイトルを重視するけど、MT系のブログは記事(エントリー)のタイトルがそのままページタイトルになりますし。
で、今回僕の心に残ったのは、それら有象無象ブログの役立たずっぷり。「謙さんバットマン」のニュースを紹介して「良かったですネー」とか言ってんの。それだけ。
・バットマン5
・役名は「ラーズ・アル・グール」
・過去の敵役
こんくらいの情報は一次ニュースに書いてあるの。クリップする意味がほとんど無い。発展性も無い。普通は「じゃラーズ・アル・グールってどんなやつ?」ってなるんじゃないの?
クソの役にも立たない雑魚ブログは有害なので、Googleは早く検索アルゴリズムを変更してください。それか雑魚ブログは全員さるさるに移行してください。
……ってさっき電車の中で向かい側に座ってたオッチャンが言ってたんですよ! いや僕じゃなくてその……。
参照リンク
・・ラーズ・アル・グールのページ
・さるさる日記
2004年3月4日 木曜日
バカニュースを見つけたので紹介します。
林野庁 森の「癒やし効果」医学的に解明へ
ストレスの多い現代社会で、森林浴など森の癒やし効果が注目されているが、森林が人間に及ぼす影響について、医学的な解明はほとんど進んでこなかった。このため林野庁は、森の癒やし効果についての医学的な解明に、来年度から本格的に乗り出す。科学的な裏づけをもとに、健康増進やリハビリに役立てられるよう系統立て、新たな「森林医学」を確立させたい考えだ。また、国内に森林保養地を整備するほか、大学や民間企業と連携し、音や香りで癒やされる商品の開発もめざす。
もう本当に「ハァ?」というしかない話です。なんですか、このトンデモ科学は。税金使って何やってんだ。ナチスがUFOを決戦兵器として研究、とかソ連が超能力者を軍事利用、とかのバカ科学同じ、キケンな匂いがします。
都会を離れて森の保養地や山の別荘に暮らしたら体に良い、なんてのは小学生からおじいちゃんまで分かる話です。
要するにこの人たちのやってることは、普通のことを科学に置き換えたらどうなるか、というある種の「翻訳作業」です。ちょうど、僕が「パチンコは麻薬」を「テキストサイトは麻薬」に置換したようなものです。なんでも「科学」に翻訳しないと気がすまない人たちというのが常にいるのが近代社会ですね。こういう科学人間達が、地下鉄にサリン撒いたり、科学忍法・火の鳥とか言ったりするんです。
しかも方法が完全にギャグ。
林野庁の今回の研究は、一卵性の双子の人たちに協力してもらって進める。双子のうち一人だけに森林浴を繰り返してもらい、免疫力の向上やストレス軽減にどう影響するかを調べる。また、樹木が揺れたり、小鳥がさえずったりする音や自然の香りが人の五感にもたらす効果や、脳に与える反応なども研究する。
僕ならまず最初に、林野庁の人の脳の反応を調べたい。もしもぉーし、入ってますかァー?
この調査結果が出る前から分かることが2つだけあります。1つは、森林浴は体に良いということ、もう1つは、林野庁は金と人手が余っていて、使い道が無いということ。
養老孟司と甲野善紀の対談にも、科学人間の驚くべき実態が紹介されていましたが、面白いので以下引用。
甲野:科学の体裁さえとってれば、常識を持った人なら誰が聞いてもおかしなこともまかり通ってしまうんですね。(略)認知科学の人が、アルバイトに論文の整理をやっていた頃、腎臓病に関する症例報告の中に、「はじめ、いろいろ手を尽くしたけれども、何が原因で患者さんが悪化したか、全く分からなかった。最後に分かったのは、治療に使う器具が錆びていて、錆びていない器具を使ったらすっかり治った」という、そういうことが活字になって載っていたそうです。これって、単に器具の整備不良じゃないですか。普通の人ならそれだけのことでしょう。それを、とにかく論文風の形にすれば論文として通る。どういう神経で載せてるのかな、と思うんですけれど、本人は「新しい発見をしたから、こういうことを言えば、皆も注意するだろう」と思って載せたのでしょうね。そして、そういう発表をすれば、お医者さんとしての研究業績は上がって、偉くなっていくらしい。
そのほかにも胸部外科手術の時に、力を込めすぎたのがまずくて、それで骨がちょっと痛んだとかって本当に素人が見ると唖然とするような報告がけっこうあるそうです。
自分の頭と身体で考える
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2004年3月2日 火曜日
久しぶりにちゃんとした風邪をひいた。熱がシューシュー出て、超人パワーを吸収しすぎたバッファローマンのようになっている。ここ3日ほど熱にうかされながら書いているので、ちゃんと文章がかけてるかどうか心配でならない。
小学生の頃は、土日に風邪をひいたら「もったいない」と感じていた。「平日に風邪をひけば休めるのに!」と。今は休むわけにいかないので「土日で良かった」と感じる。大人になるってこういうことか?
そういえば、熱に浮かされながら『イノセンス』の試写会に行ってきた。熱で頭がぼやけていたのと、最近視力が落ちてるのに後ろのほうの席しかとれなかったので、しっかり理解できていないっぽい。字幕が全く読めなかった(洋画だったら大変なことになっていたな)。ひょっとすると、こうして映画を見て帰ってきた記憶は電脳に流し込まれた偽の記憶で、実際の僕は今でも家でぼんやりマウスを握り締めているのかもしれない、と思った。そんな映画。タイトルを『攻殻機動隊2』にしなかったのはマーケティング的にOKなんだろうけど、実際はまさに正規の続編なので、攻殻機動隊を見てないのに間違えて見に行っちゃうと結構つらいことになるはず。試写会で隣の席に座ってたおじいちゃんは開始後10分経たないうちに早くも電脳が停止して、別におとなしく寝ててくれればいいんだけどそのうち頭がぐわんぐわんとスイングし始めて、それが視界の端で気になって気になって。
記憶の迷路に迷い込むところのねじれ方が、一番気持ちよかった。—–
2004年3月1日 月曜日
久しぶりにちゃんとした風邪をひいた。熱がシューシュー出て、超人パワーを吸収しすぎたバッファローマンのようになっている。ここ3日ほど熱にうかされながら書いているので、ちゃんと文章がかけてるかどうか心配でならない。
小学生の頃は、土日に風邪をひいたら「もったいない」と感じていた。「平日に風邪をひけば休めるのに!」と。今は休むわけにいかないので「土日で良かった」と感じる。大人になるってこういうこと。—–
2004年2月29日 日曜日
・<ヤフーBB>451万人分の顧客情報流出を確認
「いいなァ、ヤフーの人は500円もらえて!」でおなじみヤフーBBでございます。恐らく戦後最大規模の情報流出問題。情報に接触することの出来た派遣会社の人間の中には「身元の不明な人物もいた」そうで、もう大山鳴動、驚天動地である。しかもデータベースのログは1週間を超えると自動的に消去される設定だったそうで、「究明は難航」らしいが、それって事実上の「ムリ」宣言なのでは。
ヤフーはお詫びとして、加入者に500円分の金券を配ることにしたらしい。この「悪ィ悪ィ、500円でカンベンな」という姿勢がまた議論を呼んでいる。俺たちの個人情報はたった500円か! と。
しかし、言っちゃ悪いがそんなもんである。これがもしモー娘の辻ちゃんのメールアドレスだったら5千円でも5万円でも高くはないが、一般人の個人情報など500円でも高すぎるくらいだ。
しかも500円とは言え、全員に配るとなると相当な金額になる。約400万人いる加入者に加えて、元加入者、つまり解約者にもあわせて配るため、対応費用は40億円を超えるそうだ。いやはや大変な金額である。
駅前では未だに赤いパラソル部隊が「インターネットいかがですかー」とモデムを配っているらしく、全く大したもんである。
僕はヤフーBBとは全く関係ないのでのほほんと笑っているが、加入者だったら怒ってるのかな。「500円相当の金券」というのが「ヤフーBB月会費500円引き券」とか「入会金500円引き」とかだったら、もっと面白い。