政略論

2001年7月20日 金曜日

 マキャベリや孫子等の古典的啓蒙思想書は、現在でも広く読まれています。とはいうものの、現代的解釈としてビジネス書の応用として捉える文脈が多いように感じます。(「孫氏に学ぶ
勝つ為の経営!」とか)
 無論それはそれでありだと思うし、古典というのは適用範囲が広く、読み手に色々な解釈をする事を許しているものです。
 でも、やはり元々の意図に沿って、つまり政治、外交や軍事に携わる人に読んでもらいたい。とりあえず田中外相以下、外交に携わる人、特に外務省チャイナスクールの面々には次の一節を送りたいと思います。

 次の二つのことは、絶対に軽視してはならない。
 第一は、忍耐と寛容をもってすれば、人間の敵意といえども溶解できるなどと、思ってはならない。
 第二は、報酬や援助を与えれば、敵対関係すらも好転させうると、思ってはいけない。
                 (マキャベッリ『政略論』)

 オチとかありません。

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メモ
「米百俵」の精神。
小泉首相が所信表明演説で引いて有名になった逸話。
長丘藩の家老
小林虎三郎が、窮状に悩む藩に分家が援助してきた百俵の米をあえて分配せず、「今日明日の米よりも、藩の明日を作る」と言って学校建設の資金にした、という話。
北斗の拳でも類似した話があった気がする。じいさんが。

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 8がやたら多い理由として、僕らの界隈というよりも、テキスト系自体が8、もしくはネットに漬かる人は8、あるいは日本人は全体的に8、などの可能性が考えられますが、結論は出ない。確実に言えるのは、「僕らの界隈は8!」って事だけ。タイプ5の人はイソターネトなんてやらないようです。
 サイトのリンクバナーで遊びたいんですが、痛い系とかの人と違って、テキスト系の人はやはりバナーなんてわざわざ持ってないですね。持ってたとしても、ちっちゃいGifアニのとか。桃核のは、このネタの為に20分かけて製作しました。


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