赤い日記帳

2001年10月5日 金曜日

 もはや先月の話になりますが、地中海旅行をしてきました。
 その時、「あなたにプチ日記付き絵葉書送ります」という企画を実行しました。これは、「地中海?どうせまたネタだろう」という根強い反応に対処する為と、異国でも日本語文章のフロウを失わない為に企画されたものです。
 幸い、約15人の方から応募がありましたが、これと現地ネットカフェからのゲリラ更新を合わせると、大体毎日
日記を書いていた計算になります。

 絵葉書を手にしたある人から「これは誰にでも送れる文章ではないのか」と言われましたが、それは違います。確かに、文中には相手の名前が出て来ないし、僕の日常や心象風景を綴った葉書ではあるのですが、そこに誰にでも送る事の出来るような汎用性は存在しない。

 「日記を書く」と言っても、その葉書を受け取る人の事を一人一人想定しつつ、その人に向けた日記を書いたつもりです。

 およそ人に宛てた葉書・手紙の類は元々相手を想定して書いて当たり前なのですが、今回「葉書に日記を書く」という形式でやったためにちょっと発見がありました。
 それは「人に読ませる為の文章」という、WEB日記が避けて通れない(それ故に語り尽くされた)命題の再発見です。
 今回、僕が葉書企画でやった事は、今まで無意識の内にサイトでやってきた事の縮小凝縮版だったのです。
 今まで漠然と感じていたものを明確に意識するきっかけとなった企画だったと言えます。

 時として、「読み手を意識しすぎ」という批判がありますが、WEB日記においてその批判は全く的外れであると言えます。
 読み手を想定しない文章は有り得ません。文章を書いてWWWにアップロードする以上、多かれ少なかれ、その意識は常に執筆者に求められるべきものです。
 自己療養、セラピーとしての日記であれば、誰の目にも触れぬよう、HDD上に書けばいい。それだけの話です。(文章が人の目に触れること自体がセラピーとして機能する場合も有り得ますが、ここではその問題は省略します)

 一人に向けた日記を書くのはとても楽でした。対象が完全に想定できるから。
 (そろそろ対象把握の為に、第2回アンケートでも実施しようかなぁと思います。>参照・第1回

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 タリバーンのテロもアメリカの報復も、「人に見せる為の攻撃」。
 勿論、自衛隊の派遣も「人に見せる為の派遣」。
 それらが悪い事であるとは僕には言い切れない。 


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