伊達じゃない!マサムネ

2002年1月21日 月曜日

 いやごとというサイトがありまして。
 そこの5/31・尾崎と省吾という文章を読んだのです。
 このテキストは、時に「似ている」と言われる尾崎豊と浜田省吾との違いを会話形式で解明して行く、という考察的なネタです。遊び心が満載
かつテンポも良く、非常に面白かった。まずは、是非読んでみてください。

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 さて。僕はこれを読んで、ある2人について考えました。
 無題斬鉄剣
 犬猿の仲とされるこの2人を、似ているとする説もあるのです。
 実は無題のリンクコメントでもナミと自分との類似性について指摘していますが、やはりどこかある意味
表裏一体、すなわち表ト裏、光ト影、理性ト野性の部分があるようにも見えます。
 しかしこれも多くの場合「全然違う!」と言われてしまうだろうし、本人達も多分、言われたら怒る。

 そこで、いやごとの尾崎・浜省考察を流用させていただいて、マサムネ・ナミの何が違うのか?を考えてみました。
(何だか色々と問題がありすぎるような気がしますけど、どうにも思い付いてしまったら止まらなくなってしまったので書いてしまいます。)

 ある人はこう言います。「ナミさんは真実を語っているけど、無題は罵倒や中傷をしているだけだ。だからナミさんの文章には深みがあるのに比べ、無題は軽い。
 だがまたある人はこう言うかもしれない。「ナミは子供で、マサムネは大人だ。斬鉄剣は模倣だし、内容もただの泣き言だ。

…何だか上手く当てはまってるような気がしてきました。
 しかして両サイトは、似ているようでいてもその成り立ちにおいて全く対称的なサイトなのです。
 最も重要な違いは、文章が目的か手段か、という事。ナミにとって文章は手段ですが、無題にとっての文章は目的なのです。
 つまりナミにとっての目的は、自分の想いを伝える事。文章、サイトはその伝達手段に過ぎないのです。だからそれがテキストでも日記でもクレヨン画でも何でもいいのです。あくまで目的は想いや祈りを伝える事。
 無題にとっては「文章を書く」こと自体が目的なのです。だからFFRPG小説「シロマたん物語」も実に楽しそうに書いているが、鬱状態になったらもう書かない。他人にメッセージ、想いが伝わるかどうかは彼にとっては対した問題ではないのです。

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 例えば、サイトのアクセス数がゼロだったとします。そしたら、恐らくナミは書きません。書いても誰にも想いが届かないから。
 しかし無題は書きたかったら書くでしょう。文章を書くこと自体が目的というのは、そういう事です。(現に無題は、ローカルで書いていた過去の日記をアップロードしたりもしています。)

 冒頭の「ある人」の言葉に関して言うと、ナミの「読者を意識した文章」を「繊細な感性の持ち主」と捉えるか、「同情して欲しくて泣き言を喚いているガキ」と捉えるかです。(例えば荒廃の歌でも「ナミさんの優しげな人柄」に「ファンだった」時期があるというカミングアウトが。) 無題はその点、アクセスを必要としていない。ある意味「大人」と言えるのかもしれません。

 さらに続けると、ナミは他人に「想い」を伝えないと充足感が得られません。それは他人に評価してもらいたい「どうしようもない奴」、無題は好きな文章を書くことで幸せになれる「ちゃんとした人」と言えるでしょう。

 他人の評価で自分の幸福が左右されると言うのは、必ず「他人を巻きこむ人」だからです。
 ナミは自分が評価されていないと感じると傷付く。ナミが幸せを得るには他人に評価されていると感じるしかない。しかし、他人の想いなんてネットでは伝わらない。
 このジレンマはサイトある限り永久に続きます。

「このように、他人の評価に自分の幸せを委ねると、とても不安定な幸せしか得られないんだ。更にナミみたいなタイプは他人も評価したがるんだ。自分が常に外と繋がっていないと不安になるからね。マサムネみたいな人は他人より自分の気持ちを重視するから、自分の楽しいことで充足されるんだ。そこには意味も結果も関係ない。それが純粋な遊びなんだよ。」

「ふぅん。じゃあ宮本君はどっちのサイトが好きなの?」
「それは…」


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スペシャル・サンクス(…というより最早ソーリー)
マサムネさん、ナミさんすみません。
そして何より、いやごとの使用後さんすみません。最後の「」はほとんど引用になってしまいました。
半ばパロディのようになってしまったので、先にいやごとを読まないと解りづらい気がします。「新説!斬鉄剣は尾崎」

さてあなたのサイトは尾崎タイプ?それとも浜省タイプ?

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「じゃあこのサイトはどっちなの?」
「うーん…」


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