仲間は1人、また1人と消えていく
2004年1月14日 水曜日
もうこんな時間か。
あたりはすっかり暗くなり、気温も下がってきた。仲間も1人、また1人と消えていく。気がつけば、帰るあてのない僕は1人残された。
「今日はここで野宿だな」誰に言うともなくつぶやき、野営の準備を始める。寝袋と地面との間に緩衝材を敷き、体温の低下を防ぐ。水を汲んできて枕元に置く。野営の設置もずいぶん早くなった。暗闇の中での作業は、ちろちろと揺れるオイルライターの炎だけが頼りだ。
単純に言うと、終電乗れずに会社で寝たヨー。ということなんですが、今年の僕が去年までと違うのは、ドンキホーテで寝袋を買ったこと。これがマジ快適。今までの苦難が嘘のよう。これで会社に住める。スメル。
しかし会社にずっといると日記が書けなくなるので困った。身体もあまり動かさず、ずっと同じ風景を見ていると思考の糸が全く伸びないのだ。やっと36時間ぶりに外に出たら、一気に色々書くことが浮かんできた。やっぱ賃金労働ってのは魂の牢獄だね。この牢獄の怖いところは、中にいる間はそれほど居心地が悪くないってこと。—–
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