士道不覚悟

2004年1月20日 火曜日

 最近は、新撰組ブームだかなんだか知らないけど、本屋に行ってもキオスクの文庫本コーナーを見ても、新撰組関連の本ばかりで嫌になっちゃう。中には見るべきものもあるけど、だいたいは内容の薄い便乗本。「新撰組のトリビア」みたいなのとか。「ハリーポッターと新撰組の秘密」とか。「新撰組と沖田の鉄人兵団」みたいな。いい加減なのばっか。

 去年も武蔵本が氾濫してたように思うけど、今年はさらに氾濫しているような気がする。この新撰組騒ぎは、自然発生的な流行じゃなくて、作られたブームというか、作ろうとしている層と、便乗している層しかいないように見える。そこが僕の気に障るのだと思う。

 不況のご時世、どんな商機も逃すまいってとこなんでしょうかね。大河ドラマなんてそんなあやかるようなものでもないような気もするが。というか、初回、2回目と大河『新選組!』を見たけれど、あれすら単なる便乗ドラマのように見えて仕方ない。何に便乗しているのかはさておき、あれは時代劇とか幕末ドラマとか新選組モノとして見るんじゃなくて、三谷ドラマとして軽ーく眺めておくのが得策か。三谷幸喜一流の解釈による、軽妙な幕末青春ドラマ。ってそれ浜ちゃん主人公で数年前にやったよね。

 香取くんは、“ゲンコツが口の中に入る”という一点のみにおいてキャスティングされたのだろう。

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 ジャンプの新連載にも、今週突然“土方”とか“沖田”とか出てきて笑った。ゲームの新撰組はちょっと面白そう。


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