ミニモニ。THEドキュメンツ2 (4)
2004年5月7日 金曜日
- ——
- 矢口さんは怒っているのか!?
- ミカ:
- あたし……
- 矢口
- MIKAちゃん! どうしてオイラがMIKAちゃんに怒ってるのよ。
- ミカ:
- え、だって……。
- 矢口
- MIKAちゃんから話を聞くことが怖かったの。
アメリカに行くってことを聞くのがね。だから、なかなか顔合わせられなくて。
- ミカ:
- 矢口さん…
- 矢口
- ミニモニのメンバーとして一緒にやってきて、リーダーをバトンタッチしたMIKAちゃん。そんなMIKAちゃんがいなくなってしまうなんて、信じられなかったんだ!
- ミカ:
- あたし、もっと音楽の勉強したいんです。アメリカで。
- 矢口
- 知ってる。MIKAちゃんがどんな思いでそれを決断したかは分からないけど、オイラは、MIKAちゃんを信じてるから!
- ミカ:
- え……!
- 矢口
- MIKAちゃんは、ハワイから日本に来て、分からないことだらけだったと思うけど、全然グチをこぼさずに、必死で日本語を勉強してきた。
歌にダンスに、がんばってきた。そんな、人一倍努力家のMIKAちゃんが決めたことだもん。きっとオイラには分からないところで、悩みに悩んで出した結論なんでしょ?
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だから、オイラも応援する。
- ミカ:
- 矢口さん、でも……。
- 矢口
- ミニモニのことで、オイラに気を使う必要は無いんだよ。MIKAちゃんがリーダーなんだから。あなたが決めたことが、全てなの。
まあ、そろそろみんながまたひとつ、成長するときがきたってことじゃないかな。
大丈夫。
ミニモニ。はみんなの心の中に生き続けるから!!
- ミカ:
- 矢口さん!
- 矢口
- こら泣くな!
- ミカ:
- Thank you……
- 矢口
- オーケーオーケー。絶対に、でっかいアーティストになって帰ってくるんだぞ。
- ミカ:
- はい……!
- ——
- 矢口さんは信じていてくれた。
「矢口さんに伝えたい」
MIKAちゃんはそんな矢口さんやミニモニメンバーのためにも、アメリカで、しっかり音楽の勉強をすると、心に誓ったのだ。