フードファイター宮本

2004年7月2日 金曜日

 テーマは「身体感覚の復権」、1年前から続く、個人的健康ブームの真っ只中の宮本です。こんばんは。酒を控え、煙草をやめ、筋トレを始めた、というのが前回のあらすじ。すると次に問題になるのは当然食生活だった。

 鍛錬、栄養、休養。これらは3つの内どれがかけても満足のいく結果は得られない。鍛錬は、最初の1週間こそ、箸ももてない扉も開けられないほどの筋肉痛にさいなまれたものの、慣れてしまえば習慣化するからどうってことない。休養は眠くなったら回線切って寝ればいいだけの話。

 この3つの中で、一番難しいのが栄養だった。いくら筋トレをしても、栄養が不足していたら疲れるだけで全然意味が無い。悪くすると細ってしまうのだ。筋トレをするからには、たんぱく質を大目に、2,800kcal*くらいは摂取したい所。しかし、もともともやしっ子だから筋トレを始めたこの拙者、自慢じゃないが食は相当細い。中高の時分なんて、昼飯代として毎日母親から支給される500円のうち、カロリーメイトで200円に切り詰め、残りをストIIの対戦に費やしていたほどだ。(当然毎日腹を減らしていたが、これって成長期の発育によろしくなかったなぁ)

 ざっくり計算すると、1日3食で、毎食約1,000Kcal摂ればいいわけだ。しかしこれは勿論無理。1,000kcalといったら、支那料理ならみそラーメンとカニチャーハンを1人前ずつ、マックならダブルチーズバーガーとチョコレートシェイクに、チキンナゲットをバーベキューソースで5個食べてやっと到達する量だ。…うぷ、書いてるだけで気持ちが悪くなってきた。これだけの量を毎食とるのはまず不可能なので、4~5回に分けて食べることにした。

 そしてカロリーと同じくらい重要なのがたんぱく質である。筋肉はトレーニングで受けたダメージから回復するときに成長するが、そのときに十分なたんぱく質がないと筋肥大が起こらない。一般的には、体重の1000分の1くらい、つまり体重が60キロの人なら60g程度のたんぱく質が必要、アスリートはその2倍とされている。ならば一般的な生活をしつつ筋トレしている人間は1.5倍くらいかな、と考えるも、これがまた難しい。コンビニで栄養量のシールを見ればわかるが、ふつうの食事でそんなに栄養が取れるわけがないのだ。しかも僕は現在、ペスクタリアン*(肉を食べないが魚は食べる、ベジタリアンの一種)として生活しているため、献立は困難を極めた。そこで毎日ヨーグルトだの6Pチーズだのを常備して食べる生活が始まった。気持ち悪い…。さらに、適度な感覚で補給することも重要だ。時間が空きすぎたり、栄養が不足したりすると、筋肉からたんぱく質が分解されてエネルギーとして消費されてしまうのだ。

 ダイエットしてる人、食べたくても食べられない人には申し訳ないが、たくさん食べるのは本当に疲れるし、だんだん飽きてくる。面倒くさい。こんな言葉があるのか知らないが、完全に食べ疲れである。しかし食べなくてはならない…。明日のために。

 まぁ今の会社は、歩いて1分圏内にコンビニがあるのがせめてもの救い。そうそう、しばらくフリーでやってみたものの、どうも食えなさそうなので、とある会社で働くことになったのです。そこで前述したような食生活をしているので、「オマエいつも何か食ってんなぁ」と言われています。デブじゃなくて良かった。デブキャラにされるところだった。いや、既にデブじゃないのにデブキャラですよ!

*2800……実際は僕の体重では2,800はちょっと多かった。2,300くらいでよさげ。

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*ペスクタリアン……実際は、乳製品も不可らしいが、僕のベジタリアン生活は宗教的理由ではないので、乳製品と、例外として鳥肉もOK。

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