わかりすぎてるほうのアンテナ

2004年11月12日 金曜日

 昨日の日記を受けて、「宮本ニンジャでいいと思う」と言われました。確かに。あと犯罪を起こしたときなんか、その本人が主張する職業がうそ臭かったりすると“自称”を付けられてしまいますよね。自称忍者の宮本容疑者です。こんばんは。

 さて、住所登録問題で揺れに揺れているはてなアンテナ&ダイアリー。

 別に住所登録をしろ、と言われたからって困るような前科モノとか、これからガシガシ違法行為をダイアリー上で繰り広げてやろうと思っている人がそれほど多いわけではないと思うが、「はてなダイアリーをより安心に使っていただくための処置です」「住所登録キャンペーンでプレゼントあげちゃいます!」といったゴマカシっぽいアナウンスが、多くの人の反感を買ってしまった。

 そんな人々のアンテナ不信と前後して台頭してきたのが、例の「わかってるほうのアンテナ」、i know.である。試しに使ってみた。 → http://i-know.jp/type99/

 これは凄い。「それほど感じていなかった」はてなアンテナへの不満や不便が、ほとんど解消されている、実にかゆいところに手の届くアンテナなのである。

個人情報不要

 はてなの向こうをはって、i know.はIDとパスワードを設定するだけで使えるので、漏洩すべき個人情報が最初から存在しない。

更新範囲の設定

 更新範囲が、“プレビュー”しながら細かく設定できるので、更新範囲の取得がうまくいかず悶々、というストレスを味わうことなく、自分の思い通りの取得設定ができる。これによって、サイト移転時の設定ミスも起こりづらい。また、この設定ははてなのように全アンテナ共通の設定にならず、個人の設定として使えるし、他の人の範囲設定を使わせてもらうことも出来るのだ。

豊富なテンプレート

 2ちゃん風やスラッシュドット風、はてな風…と、多彩なスキンテンプレートが存在するため、誰でも見やすい状態にカスタマイズすることが可能。個人的には、このスラッシュドット風が一番読みやすいと思う。他にも、自分で設定したCSSを使用できる。

詳細モードが本当に詳細

 はてなアンテナでいうところの“詳細モード”が、本当に詳細なのだ。改行や段落が完全に反映されているほか、リンクアンカーまで完全に反映されている。これがどういうことを意味するかと言うと、文章を読むだけなら、そのサイトまでいかずとも、自分のi know.アンテナを上から下までチェックするだけで事足りてしまうのだ。


 現在、このアンテナサービスは、1日に10人ずつの新規登録を受け付けているが、毎日20~30秒でいっぱいになっているらしい。かなりのプラチナチケット化である。これがいよいよ普通に受け付けるようになったときが、アンテナサービスの覇権が移るときかもしれない。よーし。新し物好きの九十九式は、i know.を全力で応援します。(i know.には、以前九十九式が移転した際に開発日誌で告知してもらった恩もある。)

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 それにしても詳細モード。これは利用側からすると確かにとても便利なのだが、サイト運営者としてはとてつもなく危険なものに思える。何せ、サイトまで来なくても更新分を読まれてしまうのだ。

 かつて、はてなアンテナは詳細モードを普通に用意していたが、アンテナ設置運用者である僕に対して抗議が来て、仕方なくCSSで詳細が表示されないようにしたものである。そうした運営側からの著作権うんぬんな抗議などを受けて、詳細モードはアンテナ設置者でないと見ることができないようになった。i know.がこの辺をこれからどうしていくのかが気になる。当時と違って今はRSSも普及しているからあまり文句もでないのかな。それでも僕は自分のサイトまで読みに来て欲しいと思っています。

i know.開発日誌、他サービスとの相違点—–


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