僕がかつてブログを毎日更新できていた4つの理由

2016年9月10日 土曜日

さて、更新を再開したからには、九十九式おなじみのあれも再開してみよう。そう、「毎日更新」ですね。

しかし、今思うと、どうして15年前ってあんなに毎日毎日、ブログ(Web日記)を書くことができていたんでしょう。振り返ってみると不思議。えちゅーさんが、働き出すようになってから「昔は趣味でHTMLファイルを更新して日記をFTPでアップしていた」と職場で話したら、ほぼ狂人を見るような目で見られた、というエピソードをこれも昔~にTwitterで書いてましたが、さもありなん。でもそんな物狂いめいたことをみんなでやっていた時代があったんですよねー。それも毎日毎日。

なぜ人は毎日ブログ更新できていたのか

一体なぜそんなことができていたのか、ちょっと自分の場合を振り返って考えてみました。(「テキストサイト」という前時代的な用語が使われていますが、よく分からない場合は脳内で「ブログ」に変換しながら読んでください)

時間があった

まぁまずはこれが一番でしょう。当時の「テキストサイトブーム」を牽引していたのって、大体が大学生か高校を卒業したばっかのニートかフリーターか、そんな人種達ばっかりでした。オフ会とか行っても大体そんな感じの人ばっかりで、たまに10代前半とか30代とかがいると、異様に浮いていたもんです。

彼らは(というか僕は)有り余る時間とモラトリアム期間の自意識を持て余して、手っ取り早い自己表現の場としてWeb日記を選んだものでした。

書くテーマが決まっていた

僕の場合、一番ノリノリで書いていた頃、アクセス数も多かった頃って、「テキストサイトブーム」の中の、「テキストサイト論ブーム」みたいなのがあった頃なんじゃないかと思います。テキストサイトというだけでかなり酔狂な趣味なのに、それを技術論、業界分析として語り合うテキストサイト論壇みたいな酔狂中の酔狂があったんですね。今思うと正気の沙汰ではないですね。特に「このサイトはテキストサイト論を書くサイト」とテーマを決めていたわけではなく、その時その時、その日に一番印象に残ったことや考えたことを書こう、というつもりでやっていたので、いかに毎日テキストサイトのことを考えていたか、ということですね。

だもんで、多分当時のこのサイトの人気は、業界の人から「業界紙を読みたい」的なニーズがあったんじゃないかな、と思います。

運営の張り合いがあった

当時、『Readme!』という、読み物サイトのランキングサイトがありまして、9割型のテキストサイトはここに登録していて、ここで公開されているランキングがものすごく楽しみでした。今もある『BLOGランキング』みたいなバナークリックのインバウンドで計測するような30年前からある糞仕様ではなくて、バナー読み込みでアクセス数をガチ計測する、18年前の先進仕様でした。今でも、アクセス数が100hit/dayを超えた日の感動、ひそかにライバル視していたサイトが閉鎖したときの寂寥感、ホソキンこと愛蔵太さんに『おすすめ』をもらったときの高揚感は、ありありと思い出すことができます。文中リンクで他のサイトと戦ったり馴れ合ったりするのも楽しかったな。

不便だった

先ほど「手っ取り早い自己実現の場」とは書いたものの、当時のネット回線状況やマシン性能では、Web上で何かを表現しようとしたらほぼテキストベースでやるしか選択肢はない時代でした。かつPC/ネット環境や、今のようにブログサービスがない時代状況を考えると、手っ取り早いとはいってもそれなりのハードルはありました。でも、それが逆に良かったんじゃないかな、とも思います。

とは言え、僕の場合は16年前の開設当初から、拾ってきたCGIツールに手を入れて、ブラウザの管理画面から更新していたので、かなりブログ的ではありましたし、出先からでもメール更新できるように改良したり、更新のハードルを下げる努力は常にしていましたが。

その後、ブログツールが普及しだした頃、頼まれもしないのにおせっかいで、自分の好きなHTMLサイトの人に、URLを変えずにブラウザ更新できるようにブログツールを導入してあげたりしてましたが(今考えると完全にWeb制作の業務でやるような内容だ)、TKさんからは「エディターを立ち上げて不便に更新する特別感がいいんだ」と断られ、原くんからは「あ、パスワード忘れちゃいました」の一言で終わってしまった。

これから毎日更新するとしたら

最後は思い出話で終わってしまったが、まあそういうことだと思う。だから、これからこのサイトで毎日更新するとしたら、

時間がなく
書くテーマもなく
張り合いも反応もなく
ツールだけは色々便利に揃っている

という状況に最適化したような内容を書いていかなくてはならない、ということになりますね。それが面白くなるかどうかはわからない。読む人がいるかどうかもわからない。そう、わざわざそんなのシコシコ書く必要ないんだよ。こんなこと無駄なことだと思うだろう。そうだよ、無駄なことなんだよ。でもやるんだよ!


この記事は35分40秒で書きました。

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