K-1 MAX 2004

2004年4月9日 金曜日

 巷のブログはイラク情勢でもちきりだけど、その前にこれを書いておかなくては。K-1 MAXを見た。なんか最近、K-1ネタを書くときは悪口と相場が決まってしまっているが、多分にもれず今回もダメ出しである。なんスか、ありゃぁ。

 K-1 GPが既に制度疲労でトーンダウンし、あるいは張子の虎となっている今、僕が注目しているのはK-1 JAPANだったり、ミドル級のK-1 MAXだったりするのだが、期待はずれもいいとこだった。以下かいつまんで、というか2つだけ雑感を。

○山本“KID”徳郁 VS トニー・バレント●

(1R0分58秒 チョークスリーパー)

 こんな非道い試合、見たことない。山本が拳を痛めてるから、K-1ルールでなくMMA(総合格闘技)ルールでやるというのは、100歩譲ってアリにしておこうか。

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 しかし、なにもトニー・バレントにぶつけることはないだろう!この選手は生粋のリーオタ(ブルース・リーオタク)で、プロフィールデモはヌンチャクの演舞、ときには黄色いトラックスーツを着て試合にでちゃったりする、真性だ。こんな、飛び蹴りとヌンチャクのことしか考えてないような奴が、レスリング出身の狂犬KIDにMMAルールで勝てるわけないだろう。試合にすらならない。案の定、1分ももたずに転がって首絞められて終わりだよ。何考えてんだ。僕はこの山本KIDという選手が大好きなのに、ちっとも楽しくなかった。後味悪ィー。

トニー・バレントのコメント

これが最初で最後のMMAにしたい。ひじょうにがっかりしている。叩きのめされて、ボロボロになるくらいの方が、ファンには喜んでもらえたと思う。

ああ、本当にかわいそう。

立ち技の練習をしていたし、千葉真一のような秘密のテクニックがあったのですがね……。

(え!? )

なんなら私のコーチのスティーブン・クアドロがK-1ルールでリベンジするのはどうだろう。彼も千葉真一の映画を沢山見ているし、スペシャルテクニックを出すことができるでしょう。

バカか、バカなのかこいつは? ちくしょう大好きだ。 スペシャルテクニックを見たい。見たすぎる。

 あと山本KIDは“板垣ヅラ”をしている。キャオラッッ!! ていう感じの顔。そして何が怖いって、ラッシュをかけて殴りまくってるときの顔が、完全に笑顔なこと。ビデオ見ててゾ〜っとした。狂ってるよコイツ。

○アルバート・クラウス VSジャダンバ・ナラントンガラグ●

(延長判定)

 ガチっと硬い戦車のようなクラウスと、なんか柔らかいモンゴルマンの戦い。雰囲気を煽りたかったのか知らんが、アナウンサーと解説がずっとモンゴルマンを「首太いですね」「草原で鍛え抜かれた恐ろしい肉体」「パワーが凄い」とかずっと言ってるんだけど、同見てもクラウスの方が鍛えた体をしてるし、試合内容も別にモンゴルマンが圧倒的に押しているわけでもなく。こういう実況されると萎えますよね。モンゴルマンがラウンド終了間際に“胴回し回転蹴り”を放ったのが面白かった。

○魔娑斗 VS イルマッツ●

(3R判定)

 野球延長のせいで、3R目が録画されていなかったけど、まあそれまでの内容から大体わかる。魔娑斗が適当にローを当てて勝ったのだろう。

イルマッツは草なぎ剛に似てると言われていて、例えば2ちゃんのにも何の説明もなしに「いよいよ今日、魔娑斗VS草なぎ剛」とかいうスレが立ってて吹いたりしたんだけど、確かに髪型とかエラのはり具合とかは似ている。でも実は、顔はココリコ田中に似ている。絶対。—–


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