キャラメル追加更新

2005年4月12日 火曜日

 ごめんなさい! もう少しだけキャラ&メルについて書かせて! あと、んー、あと3回!

 先日書いたミュージカル脚本にかなりの反響をいただいていますが、常にパーフェクトを追求する孤高のニンジャである僕こと宮本は、イリュージョンのシーン、伊音vsプーゾの対決シーンなど、大幅に加筆修正しました。インターネットの記事のいいところは、こうして常に改訂していけるところですね。(悪いところ=改竄、削除でもありますが。)

 この脚本書き起こしに挑戦した理由は、あんなに素晴らしかったミュージカルを自分の手で何か形に変えて残しておきたかったから、というものですが、直接のきっかけは千秋楽の「一度も台本どおりにやったことがない」という辻ちゃんの発言です。
 さすがに、いくらアドリブをばしばし決めてグダグダやっているとはいえ、初回やDVD収録用などで、一回くらいはキッチリとやっているんじゃないかと思っていたので、これはかなり驚きました。それなら、僕が台本どおりに書いてやろうじゃないか!と。

 そもそも僕は、舞台ならば極力台本どおりにキッチリやって欲しかったんです。ミニモニ、ぶりんこう○こ時代から、“暴走”や“自由奔放”が二人の魅力であり持ち味なのは知っています。だけど、ずっとそれだけでいいのでしょうか。このミュージカルにも、おそらく最初から二人の裁量でがある程度自由に動けるようなのりしろが残してあります。毎回恒例のモノマネや半MC状態のトークが挟めるシーンなどです。ならば、どうしてそこだけ思いっきり遊んで、あとはきっちり決めることが出来ないのでしょうか。後半に行くに従ってこの傾向はどんどん顕著になり、千秋楽日の昼にグダグダっぷりは頂点を極めました。

 セリフをとちるたびに笑い、「噛んだ」と自己申告してはウケをとり(そもそも、観衆もなぜミスで拍手をする?)、別に突っ込まなくてもいいようなささいな部分を拾い上げ、芝居中に雑談まがいの会話をする。果ては笑ってしまって大事なセリフはおろか、歌まで歌えなくなってしまう。
 共演者がお昼に何を食べたかなんて、どうでもいいのです。大掛かりなイリュージョンのシーンで、わざわざ小さなテーブルマジックをやる必要もありません。全ての客がリピーターではないのです。その公演が初めての人が必ずいます。そういう視点、想像力をもう少し持ってほしいと思います。

 しかし、これは二人だけの責任ではありません。二人にプロ意識、演劇者としての自覚を啓蒙できない共演者、間延びしたイリュージョンシーンしか構成できなかった演出、適切な場所で拍手をしない、逆に静かにすべき所で静かにできない観客。みんなの責任です。

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……とかうるさいことを言っておいてなんですが、このミュージカルは全体として本当に素晴らしかった。W(ダブルユー)のポテンシャルの高さ、キャラクター性の強さをまざまざと見せ付けられた。そうでなきゃ2日もかけてこんなもん作成してません。未だにテーマソングを聞くとジーンとします。


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