子供が嫌いだ

2005年6月13日 月曜日

 月曜日といえば、月9ドラマ。anan好きな男ランキング12年連続1位のキムタクが主演のドラマ『エンジン』です。というか初回だけしか見てないんですけど、なんだかつらくなってしまった。あらすじは、F1レーサーを引退した主人公が、孤児院の子供たちとのふれあいの中で自分を見つめなおし、再び夢に向かって努力していく、というもの。

 物語設定として悪くはない。悪くはないと思うんですけど、かつての松浦亜弥主演ドラマ『愛情イッポン』と同じ失敗を犯している気がします。それはすなわち、主要脇役が子役なので、結局子役ドラマになってしまうということ。子役は演技も下手だしセリフも棒読みだし、何より僕は子供が嫌いなので、見ててつらい。

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 でも最近の僕は、この『エンジン』状態になってます。月曜日の空手教室は、少年部が多くて非常に鬱陶しいんですが、その子供らの相手をする羽目に……。
初日から「なんか知らない人がいるぞ」「誰あれ」「ねーねー」とうるさい。子供はなれなれしいのですぐにじゃれついてくる。挙句の果てには「闘いごっこ」などと称して、3人がかりで襲ってくる。小学生とはいえ、空手を何年もやっているので突き蹴りがちゃんと当たると普通に痛い。

 子供に対しては、犬や猫を飼うときと同じく、最初に舐められないことが肝心と考え、師範や親御さんが見てないのを確認してから、1人を足払い、もう1人を蹴り足正拳落としで撃墜。痛みに悶絶しているところにすかさず耳元で「俺に蹴りを放てばこういう目に遭うぞ」と囁いて脅すという大人げの無さ! 3人目は組み付いてきたのを振り落とそうと思ったけど、女の子だったし怪我されても困るので、組み付かれたまま思い切りぶんぶん振り回して無力化させてから床に転がしておいた。

 これだけやっとけばさぞかし嫌いになって、もう俺の近くにはよってこないだろう……。と思ったのも束の間、すぐに寄ってきた。「ねーねーさっきのぐるぐる回るやつすごい面白かった!もう一回やってー」
 失敗した。本気で相手にしすぎた。子供というのは親をはじめとする大人たちにいつも適当にあしらわれ続けてるから、まともに相手にすると喜んでしまうのだろうか……。だから子供は嫌いだ。

 しょうがないので、それから毎週、休憩時間にぐるぐる回してやったり、バク転してみせてやったり、キックを受けてやったり、学校での自慢話をホステスのように大げさに聞いてやったりしている。「それでねそれでね!」「へー、やるなぁおまえ!」
 全然休憩できない。帰り際には「おじさんまた遊んでね!ばいばい!」だって。おじさん……? だから子供は嫌いだ。
 今日は忙しくて2週くらい空けて久しぶりに行ったら、「先週と先々週のぶんも遊んでね!」と来たもんだ。だから、子供は……嫌いだ……。—–


この記事の評価は:

うーん…いまいち…ふつうですかなり良い素晴らしい (まだ評価されていません)
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コメント / トラックバック 7 件

  1. 匿名 Says:

    子供はね、「かまってくれそうな人」に対する嗅覚が発達しています。
    逆に怖そうな人、むっつり押し黙ってるおっさんなどには絶対側にも寄りません。
    子供になつかれやすい人っていうのは、やっぱりとっつきやすそうなところがあると思います。
    道に迷った人から道案内頼まれがちじゃないですか?

  2. Hebi Says:

    モテ自慢

  3. Says:

    漏れは、女子高生が好きだ

  4. 匿名 Says:

    ええはなしや

  5. 宮本 Says:

    >>1
    結構アンケートとか手相とかにはスルーされるんですけどねぇ。
    でもこのサイトイメージよりはとっつきやすいと思います。

    >>2
    へへ……。

    >>パさん
    そりゃ僕も好きですけど!

  6. 匿名 Says:

    モテモテじゃないですか!

  7. 宮本 Says:

    いや相手小学生ですし……。僕は光源氏じゃないので、5年も待てません!

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