ギムレット

2005年7月30日 土曜日

 さて、初めて行ったBARで、ジンフィズを頼んで一息ついたら、次に僕が頼むのはギムレットです。

 ギムレットこそは、マティーニにも劣らぬカクテルの王道です。スピリッツ、果汁、シュガー、3つだけの材料を絶妙の配合でシェイクしなければ美味しいギムレットはできません。少ない材料であるほど、ごまかしが効かないものなのです。

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 これを飲めば、そのバーテンダーのシェイクの技量、店で使っているライムジュースが分かります。ライムジュースは、いわゆるカクテル用ライム、緑色の甘いジュース(コーディアル)か、生のライムを搾って使うか、あるいはそれらを混合して使うかによって、全く別のカクテルになります。これがこのカクテルの難しさ、奥の深さの一端です。

 ジンフィズでもシェイクの技術が見て取れますが、正直言って僕はショートカクテルならともかく、ソーダを注いでロングドリンクにしたものを飲んで分かるほど優れた審酒舌を持っていないので、ギムレットの方が分かりやすいのです。

 ではなぜ一杯目にギムレットをオーダーしないのかというと、ギムレットには早すぎるから、です。—–


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