最後までやりきること

2006年6月4日 日曜日

 唖然としてしまった。権勢を誇るジャニーズは、ついにここまでの域に到達したのか、と。
 6月3日の『ミュージックステーション』に、NEWSの山下智久がドラマ主題歌のソロ曲で出演中、あろうことか以前ユニットを組んだKAT-TUN亀梨がステージ上に乱入、悲鳴を上げて卒倒するジャニオタ女子に囲まれ、完全に放送を私物化してしまうという事件があった。(動画)これはずるいなぁ。色んな意味でずるい。こんなことされたら女子高生はキャーってなるのでずるい。あとハロプロではこんな演出到底不可能だし、ずるい。(ハロプロファンクラブ250人に囲まれた円形ステージで歌うミキティ、野獣咆哮、阿鼻叫喚。そこにごっちん乱入、地獄絵図。)

 まあそれはそれとして。しかし、颯爽と登場した割には、あんまりかっこ良くないんである。なんだか所在なさげに手拍子を打っているし、山下に気を使わせて、かつてのユニット曲『青春アミーゴ』の振り付けをやって合わせてもらい、妙にペコペコしたりして、なんだか中途半端なのだ。批判を回避しようとしたのかもしれないが、どうせあんな登場をした時点で「調子に乗っている」と叩かれるのは確実なんだから、開き直ってスターのように振る舞うしかないではないか。

 キムタクさんみたいに髪を縛っている姿を見て、ひょっとして彼は(そして周囲は)、彼自身を王位継承者として育てるつもりがあるのかもしれない、とも感じたが、ちょっと力不足のようである。格好を付けるときは、最後まで格好付け通すから格好良く見えるのだ。照れながら中途半端にやるラジオ体操は、見苦しい上に健康効果も半減する。

 最後まで徹底してやりきることのできない者が、成功をつかむことはない。それはあらゆる歴史が証明している。仕事も勉強も恋愛も人生も、一度コースを決めたら最後まで徹底してやりぬくことが必要だ。僕も今まで、数え切れないほどたくさんのものを中途半端に放擲してきた。どれもそれなりの所まで手を付けながら、「器用貧乏」の一言で片付け、最後まで全うしようとしなかった。でも、ただ単にそれは「根気」という能力と、徹底してやりぬく姿勢に欠けていただけなのではなかろうかと、最近になって気付いた。だから僕はもう、逃げない。

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うーん…いまいち…ふつうですかなり良い素晴らしい (まだ評価されていません)
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コメント / トラックバック 5 件

  1. kennak Says:

    最後まで徹底してやりきることのできない者が、成功をつかむことはない。それはあらゆる歴史が証明している。仕事も勉強も恋愛も人生も、一度コースを決めたら最後まで徹底してやりぬくことが必要だ。僕も今まで、数

  2. hatayasan Says:

    「最後まで徹底してやりきることのできない者が成功をつかむことはない。中途半端に終わったのは「根気」という能力と、徹底してやりぬく姿勢に欠けていただけ。だから僕はもう、逃げない。」

  3. 匿名 Says:

    徹底して最後までやりとげること。
    自分自身を振り返って、徹底してやっている!と言えるものはあるだろうか?と
    自問して「ない」という答えが。

    僕はもう逃げない、という宮本さんに
    強い感銘を受けました。
    私もそう言えるように頑張ろう!

  4. mirrorcity Says:

    最後まで徹底してやりきることのできない者が、成功をつかむことはない。

  5. Arrodatam Says:

    8888

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