ブログはうまく書かなくていい

2011年4月30日 土曜日

最近、思うところがあって、なるべく毎日更新するようにしている。
理由というか要因は色々あるんだけど、たとえばドリフトウッドの更新再開もそのきっかけの一つになっていると思う。
ドリフトウッドというサイトは、もともと僕と大体同じくらい、10年ちょっと前に始まった日記サイトである。日記サイトなので、まあ大抵は日記的なことしか書かれていないし、最近では娘の成長日記しか書かれていない。しかし、それはそれでとても面白いのだった。

思うに、日記サイト、テキストサイト、ブログって、本来そういうプリミティブなもので、日々あったこと、感じたことを気ままに書いて、ひょっとしたらそれを見て面白がってくれる人が、広大なネットの海のどこかにはいるかもしれない。その程度のものだったはずなんです。
この九十九式だって、最初期のころの日記を見てみると、驚くほど単純で普通のことしか書いていない。でも、それはそれで悪くない。うまく書こう、面白くしよう、と力んだからと言って面白くなるってもんでもないんですね。

そんなことを考えながら毎日更新していると、Twitterで、『俺パパ』のアニさんがこんなことを書いていた。

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kowagari
子どもの頃、結構絵が上手いって誉められて、もっと誉められたくて「上手く描こう上手く描こう」って思ってるうちにどんどん自由さを失っていって、何の魅力もない小器用な絵しか描けなくなって、描くこと自体をやめちゃったってのを思い出すと切ない 4月21日

僕が日記更新について感じたのもこういうことだったんだろうと思います。
もともと自由で楽しかったはずの日記書きが、いつしかテキストサイト論壇とか、文章力とか大手サイトとか、実体のないものにだんだんと囚われいって、とても不自由なものになってしまった。人から評価されるのは嬉しいことだけど、そのために書くわけではなかったはず。
そういうものを気にし出すと、どうしても構えて書くことになってしまう。時間ばかりかかって、それでいて何の魅力もない小器用な日記しか書けなくなって、いつしか更新自体が減っていってしまう。

そんな切ないことの繰り返しにならないように、僕は今日もこうして気軽に更新する。


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