やっぱ個人コラム・日記で一番面白いのは「思い出話」なんじゃないだろーか

2016年10月17日 月曜日

ITmediaで連載しているコンピュータ・メモリーズというマンガコラムが面白い。

子供の頃、欲しかったのに買ってもらえなかったもの。あれほど熱中していたのに、今は世の中から消えてしまったもの。1982年生まれの筆者が、人生を通じて出会ってきたガジェットの超個人的な思い出をマンガで振り返ります。

というテーマで、デジタル関連の思い出話をしていく世代トーク連載なんだけど、1982年生まれだと僕とは若干年代が異なるので、カッチリはまるわけではないんだけど、20~30年前のカルチャーやら思い出話やらを語るのってやっぱ面白くて読んでしまう。ファミコンを買ってもらえず、親の意向で代わりにパソコンが導入されるのとかは我が家と同じだ!ほんと当時「ファミコンが買ってもらえない」というのは境遇として人間関係ににおける大変なハンデを背負っていると言っても過言ではなくて、色々と辛い思いをしたわ…。

世代ピンポイントじゃなくても、やっぱりこういう世代昔話トークが面白いのって、なぜだろう。確かもう過去ログが消されちゃったけど、『おれパパ』『ANAパパ』のアニさんのサイトを見て「あ、この人の文章面白いな」と思ったのって、格闘ゲーム時代のゲーセンに入り浸っていた頃の思い出日記だったし、『プチ日記』の名倉さんが刊行した単行本『ナグラる』でも、一番面白いのはやはり学生時代のバカなエピソードを振り返る日記だったりする。

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うーん。結局、普通の一個人の「すべらない話」は、新しい経験や脳髄で創作して絞り出すのには限界があって、普通の個人と言えども20年、30年と蓄積された日常の中から、面白いエピソードを選り抜けば、確率的に面白いものになる可能性が高まるからだろうか。

しまった。酔ってるのに酒日記以外の日記を書いてしまったので、最後がとりとめない感じになってしまった。

ここで恥の上塗りをするべく取ってつけたような結論をつけるとすれば、僕ももっと昔話トークじみた日記を書いていけたらいいなあ思ったが、僕の場合は「誰も僕個人の話になど興味はない」というある種の諦観が根本にあるので、ネットでもリアルでも、自分の個人的な過去の話となると途端に口が重くなるのだった。「僕の文章を読んでよ!」なんていう個人サイトをやっているのに、この奥ゆかしさ(?)。いや、これはきっと自己顕示欲の裏返しで、自己開示をしたにもかかわらず受け入れられなかったときに傷つく自尊心のことを無意識にガードするが故に口が重くなっているのかもしれない、とも思う。


この記事は18分30秒で書きました。

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コメント / トラックバック 1 件

  1. hkhjxryktu Says:

    更新とまったけど、じじぃの限界なの?

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