PCなんぞクソくらえ
連続通り魔が世間を騒がせています。怖いですね。
TBSのワイドショーで、精神医学の助教授が「統合失調症の可能性がある」と発言したら、「京都精神しょうがい者の人権を守る会」という、あからさまにうさんくさい団体から抗議が来たそうです。怖いですね。「犯人を『統合失調症』と決め付けた」「差別を助長させ、偏見を与える」とか。
アホか。差別を助長しているのはお前らだ。
ここで一応説明しておくと、この聞きなれない病名は「精神分裂病」の事である。誰が決めたのか知らないが、一年ほど前に改名された。「精神分裂病」という名称が固定化して、差別や偏見を生むからだそうだ。
名前を変えて心機一転、病気への偏見が解消されるかと思いきや、そううまくは行かない。「精神しょうがい者の会」のような社会障害者団体が活動をするので、結局は悪いイメージが付く。抗議によって、今までニュートラルだった人も「ああ、言ってはイケナイ言葉なのだな」と認識する。差別語の誕生である。差別は、差別反対運動自体によってバラまかれる。
問題の本質は言葉にあるのではないと知れ。
おりしも先日アトムの誕生日を迎え、古いマンガの復刻が相次いでいる。しかしそこにも文化破壊者の手が伸びている。例えば、名作『巨人の星』。
飛雄馬の父が日雇い人足をしていることは、だれもが知っていた。
というナレーションが
飛雄馬の父が日雇い労働者をしていることは、だれもが知っていた。
に変わる。日雇い労働者なんて言葉は、昭和初期にはだれも知らない。
各航空会社も、誰も知らない「フライトアテンダント」なる珍妙な名称を、いますぐ「スチュワーデス」に戻せ、と言いたい。
蛇足ながら、サイトの運営が行き詰まって閉鎖したものの、しばらくするとちゃっかり新サイトで復活するという現象もこれに少し似ている。形だけ心機一転しても、根本的な問題は解決しないのだ。
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