新型ウイルスの流行は地球の意志か

2003年4月20日 日曜日

 これから、その一週間の出来事を振りかえるような日誌を書いていこうと思っています。今のところ、毎週土曜か日曜に書くつもりです。

 日本でも新型肺炎SARSがだいぶ流行ってますね。話題として。実際に病気として流行している支那には、患者の存在を隠したとして国際的批判が集まり、シンガポールでは成長率予測を下方修正、日本でも企業が社員に渡航禁止令が通告されたりと、アジアはパニック一歩手前です。このように、古くは黒死病から梅毒、最近ではエボラや西ナイルのように、時として同時代の医療技術では治療できない疫病が流行ることがあります。

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 こうした疫病は、天敵のいない人類のための、個体数調整作用を持っているという説もあります。もちろんみんなが平和で健康なのは良い事ですが、生態系の中でただでさえ不自然な存在である人類は、増えれば増えるほど環境を圧迫します。そして現代のように、戦争も少なく医療技術も発達すると、人が死にません。環境問題、資源問題、食糧問題。こんにち世界が直面しているこれらの深刻な問題は、すべて人口問題に端を発するといっても過言ではないでしょう。昔なら、小規模な戦と流行り病が人口を抑えていました。しかし今は特に先進国では滅多なことでは人が死ななくなり、人口爆発を招きました。

 地球上の誰かがふと思った。人間の数が半分になったら、いくつの森が焼かれずにすむだろうか…… 人間の数が100分の1になったら、たれ流される毒も100分の1になるだろうか……
 生物(みんな)の未来を守らなくては……
『寄生獣』第一巻

 これはご存知『寄生獣』の冒頭です。同作品は、宇宙から来た生物が人間を”間引き”していく物語です。でも、意外とSARSや西ナイル熱のように、ジャングルや秘境から出てくる病原体は、人類の個体数を調整しようとする地球の自浄作用、ガイアの意思だったりするのかもしれない、と思ったりもします。


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