Night Of Tokyo City
2003年9月12日 金曜日
今日中に終わるはずがない、と思っていた仕事。
急に終わる見とおしが立つ。
それでも終わるのが2分遅れ、終電を逃す。
意地でも会社泊したくなかったので、“裏終電”に飛び乗る。
途中駅で軽い事故、2分停車。裏終電は、サポート対象外。
あと2分早ければ、乗換えで全力疾走して家に帰れた。さらに2分早ければ、のんびり座って家に帰れた。
4分遅れたがために、S駅前の路上で4時間をすごす羽目に。2分の違いが4時間の差、だ。
概して、最後の最後に決定的な命運を分けるのは、こういうほんのちょっとの差だったりする。
もしもクレオパトラの鼻があと1cm低ければ、クレオパトラは1cm低い鼻を持つことになったであろう。ということである。
盗んだバイクで走り出せない、本気で引越しを考えた25の夜。
“裏終電”……終電に乗るための電車の次の電車です。乗り換え時に全力疾走することによって、終電に乗る事が可能になる接続のことです。
“サポート対象外”……終電は、他各線の接続電車が遅れた場合、発車を遅らせます。ただし、裏終電は終電に乗れる電車として認定されていないので、どんだけ遅れても対象外です。
“S駅”……ってまぁ品川なんですけど、大きい駅だから何かあるかと思ったら、漫画喫茶の一軒もカラオケのカの字も見当たらなかった。高層ビルとホテルが林立するのみ。平壌かと思いました。
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