テキストサイト『編集会議』
編集会議という雑誌が面白い。
基本的にはタイトルどおり出版系マスコミの専門誌なんだけど、本好きなら楽しめると思う。毎月色々な本や雑誌が紹介されると共に、それらの製作側の舞台裏話が読める。
サイト持ちだったらもっと楽しめるだろう。サイト運営の手法は、雑誌や書籍の編集のそれに、大いに学ぶべきところがあるように思える。ちなみに本誌のサブタイトルは“Web&Publishing”である。
さらにそのサイトがテキストサイトやBlogだったら今号は買いである。
今週の特集は「エッセイストになる」。言うまでもなくエッセイの手法はWEB日記に明確に応用できる。というか多くのWEB日記はエッセイだ。
細かく見ていくと「私のエッセイ作法」「これだけは読め! 名エッセイベスト20」とそそられるタイトルが多々ある。ピンと来ないですかね。では“エッセイ”を“テキスト”に置換してみよう。
―林さんが考える、テキストサイトに必要な資質を5つあげてください。
林 まず意地の悪さ。2番目が好奇心。3が文章力。これはリズムと起承転結がキチンとついてるかどうか。あと、自分に対しても意地が悪いこと。
―自分を戯画化するような。
林 そうです。失敗して笑っちゃうような。あと5番目は、人に嫌われてもいいや、という強さですかね。(林真理子の「私のテキスト作法」)
とか
テキストサイトとしてやっていくには、文章がうまいだけではなく、顔が見えてこないといけない。それも単なるいい人ではなくて、読んだ人に「おもしろい人」「するどい人」「変な人」と思わせるような文章が望ましい。(樋口裕一「テキストサイト添削教室」)
とかね。なるほど~。って、これってまんま“テキストサイト論”じゃないですか!
「Webログでエッセイを書く」なんていう、ちょっと流行りに乗ってみた(ちょっとはずした感じの)企画もあり。
山田ゴメスの『出版業界横入り』という連載コラムも、興味のある人には面白いはず。今でもライター志望のテキスト者とかいるのかな。ライターの原稿料の話なども出ているので、WEB出身の足元を見られて二束三文でこき使われたり、はたまたタダ働きさせられたりしないように、読んでおくといいかも
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この編集会議という雑誌、宣伝会議という会社から出ています。ベースボールマガジン社からサッカーマガジンが出てるような感じ。
つぅわけで、宣伝したのでこれから毎月見本誌を送ってくれると嬉しいです。定期購読高いし、毎月買うの面倒なので。編集部の方、よろしくおねがいします。