イラクで邦人死亡事件
2003年12月2日 火曜日
本当に残念です。どうしてこういうことをするのか。
このセリフは、先日、せっかく育てた作物を盗まれた農家の人のコメントです。嘘です。これは、駐イ邦人の死亡に関して、小泉首相が記者団の前で残したコメントである。本当に残念です。どうしてこういうことをするのか。
実に、白菜が盗まれた程度の感慨しか伝わってこないコメントである。まぁ、こういう言葉足らずなところも小泉首相の魅力というかキャラクターだからな……。
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そう。とうとうイラクで日本人の戦死者が出たわけで。
イラク北部で11月29日、四輪駆動車で移動中の奥克彦・在英大使館参事官(45)、井ノ上正盛・在イラク大使館3等書記官(30)、イラク人運転手が襲撃され、殺害された。3月のイラク戦争開始以降、日本人に死者が出たのは初めて。
朝日が、トップから5面ぶっ通しで総力を挙げて報道していたのには笑った。「それ見たことか!」「何とか言ってみろ小泉!」「派兵断固反対!」
外交官の死を悼むどころか、むしろイキイキとして、凄く嬉しそうに見えた。相変わらず不謹慎な新聞である。
反対に、産経なんかは意気消沈しているんだろうか。読んでいないが。
しかしこれで、イラク派兵は断行せざるを得なくなった。僕は今まで反対派だったんだけど、こうなってしまっては行かざるを得ない、と考える。
ただしそれは何も、我らが軍曹小泉の言うような「テロには屈しない!」という馬鹿の一つ覚えを体現するためのパフォーマンス、という性格のものではない。