関係性の物語 16 -sixteen-
2004年1月6日 火曜日
それにしても、世間的にはどうなのかね。辻加護卒業というこのニュースは!
僕は、世間に与えた衝撃は「曙、K-1参戦」と同等かそれ以上、と見ていたんですけど、久しぶりの会社では、サップ曙しか話題になってませんでした。「そんなことより聞いてくれよ」と何度か言いそうになりました。せっかく、話をふられたときのコメントも考えておいたのに。サップ曙より、辻加護の方が強ぇんだよ。
第一次情報が「辻加護引退!」という誤報だったので、目の前が真っ白になったんだけど、しばらく経ってみると、卒業に関する肯定的な面が見えてきました。
まず今の15人という破壊的な人数の多さは、弱点にこそなれ、決して武器にはなっていない。タモリにも「覚えるのは諦めた」と宣告される始末である。つまり、人数が少ないというのはそれだけで利点なのだ。
また「辻加護」というブランドは一般層にも浸透している。たとえ2人の区別がつかないとしても、2人を2人として認識してもらえればOKだ。現段階では。
“2人ユニットの可能性”も見逃せない。男性アイドルに目を向けると「Kinki Kids」や「タッキー&翼」という成功例がある。それでいて、現在女性アイドルの2人ユニットというポジションは空位である。
あとは、ユニット名がまともなものであること、まともなジャケ写にすること、ミニモニ路線の曲にしないこと。この3点を願うのみ。ほんとこれだけ。
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あとは斬新な演出を。例えば、2人をちょっとレズビアン的な雰囲気にしたてて、制服姿で雨に濡れてみるとか!
などなど、色々と希望を書き連ねてきましたが。でも、心情的に寂寥感があるのもまた事実。
僕はもう少しだけ、モーニングの中の辻ちゃんという、「関係性の物語」を見ていたかったのだろうと思う。—–