陸自先遣隊サマワ到着

2004年1月18日 日曜日

 とうとう自衛隊がイラクに派遣された。今回は様子見の先遣隊で、1〜2週間で帰国するらしいが、その間に死者が出たら本隊の派遣はどうなるんだろう。今日も爆弾でたくさん死んでるしなあ。まあ武運長久を祈るのみか。

陸自先遣隊 それにしても、どうして自衛隊の制服はあんなに格好悪く見えるんだろう。迷彩柄にベレー帽。数年前に採用された警官の制服と同じく、アメリカの真似をしているのだろうか。組織運用や軍備構成に関しては参考にしてもいいと思うけど、こと制服に関してはアメリカの真似をしても絶対似合わないんだよ。体格も顔も違う。白人が和服着てもおかしいからね。

兵隊さん 自衛隊の制服デザインは帝国時代の軍服に戻した方がまだいいと思う。明治から昭和初期の軍人が颯爽として見えるのは、軍服によるところが大きい。カーキ色の服に長靴、マントにサーベル。まぁあれも基本的には西洋の真似なんだけど、ヨーロッパのものは割りと日本にも合う気がする。

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 それに格好悪さ以前の問題として、迷彩柄にベレー帽は根本的に間違っている。

 出発からずっとあの格好だったけど、空港は市街地、イラクは砂漠。どこにあの森林迷彩の出番があるんだろう。迷彩、カモフラージュというのは要するに目くらましで、背景と同化する目的のはずが、余計目立っているじゃないか。

 いや、迷彩柄はもはや当初の目的を超えて、一般的な軍隊の制服という意味合いしかない、という反論もあるかもしれない。だったらなおのことまずいんじゃないですかね。イラクではなるべく「軍隊ではない」アピールをして、ゲリラ兵に攻撃されないようにするはずが、格好で軍隊アピールしてちゃ世話ない。

 現地の人は、日本軍が来たら土木工事の仕事で雇ってもらえると思っているらしい。ゼネコンのような解釈なわけですね。それならいっそ、みんなグレーの背広にメガネで行った方が歓迎されるんじゃないだろうか。車にはSONYとか書いておいて。

参照リンク

陸自先遣隊の装甲車

世界の軍服

第一次世界大戦とは


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