mp3戦士 iPodam (1)
今、HDD型音楽プレーヤー市場が熱い。iPodの新世代登場、miniの発売、Sonyの新製品の発表など、その動きも活発化し、雑誌や新聞でもたびたび特集が組まれている。気になるのはiPodの優位が今後も続くのか、他の勢力が取って代わることはあるのか、ということ。未来のことはわからないが、一つだけ確かなことは、もうMDやCDには戻れないってことだ。なんせ、MP3プレーヤーは便利すぎる。面倒な録音も、メディアの入れ替えも、全てが過去の思い出になる。
ではどれを買えばいいのか。百花繚乱のMP3プレーヤー界、iPodでいいのか、他にどんな製品があるのか、全てを比較・検討するのは難しい。そこで、今回はMP3プレーヤーを、みんなの大好きなモビルスーツに当てはめて考察してみたぞ。どれを買えばいいのか、これで一目瞭然だ! ポケットの中のMP3プレーヤー戦争が、今、始まる!
第1カテゴリー HDDタイプ
Appleの白い悪魔。圧倒的シェアを誇る名機。劣勢におちいっていたAppleの経営を一気に盛り返すことに成功。その高い操作性とデザイン性は多機種を引き離した。ガンダムでいうところのガンダム。イポダム。
第4世代のiPodが発表された。電池の持ちがよくなり、miniで使われたボタン一体化ホイールが採用され、その上値段も安くなった!陸戦型ガンダム。(Mk-IIもアリか)
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マスストレージで、OggやFLACなど様々な音声フォーマットに対応。液晶の視認性やリモコンの操作性も良好で、単体エンコーダーやマスストレージに対応。黒い硬質なボディデザインはリックドム。
やや古めの機種だが、3万を切る価格はよし。ネットワーク機能を備えた通好みの性能は、初の有線サイコミュ搭載MA、ブラウ・ブロ。
なんと30GBでこの価格。突き抜けた安さの秘密は、HDDが2.5インチだから。よってちょっと大きめな、そのかさばり方と性能はグフ・カスタム。
iPodを意識したかのような白いボディは、ゴテゴテした印象を受けるが、24時間連続稼動はさすが新型。ザク(Muvo2)とは違うということで、Xtraと前後するけどこれがグフ。
写真ではわかりづらいが、意外と薄くて扱いやすい。写真の取り方下手ですね。正面から撮ってどうするんだ。マスストレージ、FMラジオ搭載もいいが、音質の良さもポイント。iPodより良い(気がする)。普及率や知名度の低さから、これはジム・スナイパーカスタム。ちょっと割高。
ちょううす型の国産プレーヤー。そつのない仕上がりながら、今一歩主流になれないその存在はガンキャノン。最近、オレンジや緑などのカラバリが追加されたが、あまりポップにもなりきれてない。東芝的。ただ、性能や使い勝手は良好です。
Sony製、VAIOの名を冠しているところからもわかるように、PCとの連携を目指して作成されたプレーヤーと思われる。高機能なのに、もはや対戦の勝敗がほぼ決してしまってから投入されるところや、独自仕様(Atrac3=ビームナギナタ)搭載のために普及率が頭打ちなところなどは、ゲルググにそっくり。
Sony製、大画面の付いたMP3プレーヤー。曲名や操作が容易になるのはもちろん、動画(MPEG1/2/4)の再生も可能。そんなプラスアルファ機能の搭載は、まさにキャノン砲。よってゲルググキャノン。(動画を再生できないと書いたのは誤りでした)
Sony製、世界最小、最軽量! 大戦も末期、VAIO pocketが出たばかりなのに、同じ会社から新しい携帯プレーヤーが登場。全く別の生産ラインで作っているらしい。こちらはVAIOよりもノンPCよりの設計思想らしいが、結局かぶってるような気がする。ゲルググM。
Sonyからは別ラインでHDDプレーヤーが3つ同時発売されたことになる。一体どうなってんだ? Hi-MDなんてのもある。
と、このような結果になった。やはりiPodは強い。個人的には、日米戦争が勃発、米国製品禁輸、アップル日本法人の財産差押さえ、くらいのイベントがないとiPodの優位は動かないと思う。主人公メカが好きな人は、遠慮なくiPodを買ってください。後悔はしないと思います。著作権上等! な人はジオン系の機種を、国内産業を保護したい人は東芝やソニーを買ってくれると嬉しいです。あとは、迷ったらMSのイメージでどうぞ。
さて、次回は、ウワサのiPod miniなどの、第2・第3カテゴリーの製品を考察していくぞ。君は、生き延びることができるか!
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第2回はこちら—–