ソルジャー

2006年5月3日 水曜日

 映画DVDを見たよー。今年からTSUTAYA ディスカスの会員になったのである。

 カート・ラッセル主演のSFアクション。

 0歳のときから戦士として育てられ、自我を滅して殺戮のみを叩き込まれて成長したエリートソルジャー、トッド。しかし新世代の兵士は、遺伝子操作で造られた純粋培養のエリートだった。旧世代ソルジャーの主人公は御役御免で廃棄処分になり、くず鉄星に流れ着く。そこに住む人々との交流で、主人公は少しずつ人としての心を取り戻していくのであった…。というお話。

 突然日常の中に放り込まれても、戦場の記憶がPTSDでフラッシュバックしてしまったり、エリート兵士をゲリラ戦で1人ずつ屠っていったりする様は、まさにランボー。しかしトッドは最終的には上官の命令に従うのではなく、己の良心とでもいうべきものに従って、行き先を自分で決めるのだった。

 A級かB級かで言えばB級なんだろうけど、とは言え制作費が掛かっているため、映像的にチャチな部分は感じない。ラストの、ジェイソン・スコット・リーとの格闘対決も、いかにも“90年代のハリウッド格闘アクション”という感じの重量感ある仕上がりで、悪くない。監督によれば、この映画は「SF+西部劇」なんだそうだ。平和な街に流れ着いたストレンジャーが、人々を守るために1人で敵に立ち向かう。なるほど。

近未来管理社会のSFランボー ★★★☆☆

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