鏡開き体験記
2日ほど遅ればせながら、我が家でも鏡開きをした。ちなみにここでいう「我が家」とは、結婚して独立した新・宮本家のことである。
年末に買ってきた鏡餅を開いて、お汁粉を作って食べる。というなかなか新鮮な体験だった。というのも育ってきた環境が違うから、好き嫌いは否めないという以前に、お互い実家暮らしが長かったので、年中行事が人任せ(親任せ)になっていたのだ。七草がゆは今年も忘れた。
というわけで今年は、結婚して初めての鏡開きである。
鏡開きの餅には、縁起が悪いので刃物を使わない、と言うことになっている。しかしつきたてのお餅ならいざ知らず、パックのお餅って相当固いじゃないですか。あれを本当に木槌でブッ叩いたり手で割ったり出来るものだろうか? と長年思っていたが、今年、自分で鏡餅の購入と鏡開きを遂行してみて、分かった。割れるのだ。
年末にたまたま近所の和菓子屋で、鏡餅を売っているのを発見した。パックの型の中に切り餅が入っているのではない、丸いリアル餅である。早速、一番小さいサイズを購入して部屋に飾って歳神様に捧げた。
じゃーん。
それから2週間と3日。鏡開きの日がやってきて、鏡餅を見てみると、ひび割れていた。なるほど、これならかんたんに開けそうだ。つまり「鏡開きは手で開く」というのはこういう意味だったのだ! リアル餅なら、鏡開きの頃には自然とひび割れて、手で割ることが出来るようになっているのだ。
…と喜んだのも束の間。この鏡餅を手で割った宮本は大きく後悔することとなる。
画像 (微グロ注意)
か、完全にカビてた…。
まぁ考えてみれば、防腐剤も入っていない、ふつうの米で出来た餅を2週間以上も室内に放置していればカビが生えてもおかしくはない。餅やパンにはカビが生えやすい。
しかし…、それなら結局の所、鏡開きはどうすればいいんだ? 暖房の効いた室内にあったのが行けなかったのかも知れないが。
ちなみにこのあと、こんなこともあろうかと買っておいたパックの鏡餅のほうで無事にお汁粉を作ることが出来ました。お汁粉って、あんこのパックをお湯で薄めて煮るだけだったのな!あんこジュース!
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2010年1月19日 at 17:58
九十九式更新!: 鏡開き体験記 http://type99.net/2010/01/1st-kagamimochi.html