梅を育てている

2010年8月31日 火曜日

夏休み最後の31日、勤め人には特に関係ありませんが、皆様いかがおすごしでしょうか、宮本です。
さて、昨年末に、盆栽を始めたんですよ、盆栽。
盆栽って…またじじむさい趣味を…とか思われるかも知れませんが、小学生で花を育て、中学生で観葉植物にハマり、高校生で庭木に興味を持った宮本にとって、この流れは必然ッ…。
こういう趣味は年を取ったときのためにとっとけ、という意見もあるかもしれませんが、盆栽をやっている爺さまに聞くと、10人が10人、口をそろえてこう言うそうです。
「せめて、あと10年早く始めておけば良かった」

盆栽というのは、時間もかかるし、やること、出来る範囲も非常に広く、極めれば宇宙にたどり着いてしまいそうなくらい深遠な趣味だそうです。それだけに、年を取ってから始めると、ようやく面白さが分かってきた頃にお迎えが来てしまうことになる。丹誠込めて育てた木の、10年先を見ることも出来なくなってしまう、ということらしいです。

それを、この年齢で始めたら、果たしてどれほどの高見にたどり着くことが出来るのか? 今から楽しみです。

しかし、初めて10ヶ月。道はまだまだ遠いようです。さっそく失敗してしまいました…。

始めた木は、花もきれいで育てやすく、初心者向きと言われている、梅です。
お正月には、満開の白い花を咲かせて、玄関をおめでたい雰囲気にしてくれました。

正月の梅

僕はこれまで草花とか観葉植物とかを育てていたので、育つもんはどんどん育て、という伸ばし放題主義でやっていました。しかし、盆栽の場合はあえて選定しなければいけないんですよね。
具体的には、梅の場合、花が終わった後に、2~3芽を残してバッサリ切る。これが難しかった…。かといって、切り時を逃して伸ばしてしまうと、来年花を付けなくなってしまう。心を鬼にして切りました。

3月の梅

そしたら、こうしてちゃんと新芽がうまく育ってくれたんですよ、3月の時点では。

しかし、先日、数日間東南アジアに出かけたときに、水やりを頼むのを忘れていました。猛暑で完全に干上がってしまった梅は、青々とした葉っぱを全部枯らしてしまったのです…。失敗した…。いったい来年の花の時期にはどうなるんだろう。いや、そもそも木自体死んでしまうかも知れない…。

そう思いながらも、一応毎日水をやっていたら、2週間経ってから異変に気づきました。

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8月末の梅

葉っぱが、新しく出てきている! こんな季節外れでも、「葉が全部無くなった」という異常事態を迎えて、梅はもう一度葉っぱパワーを使って、新芽を生やしてくれたのです。ホメオスタシスというか、生命の神秘というか、とにかくいいものを見ました。こういう体験ができるから園芸っていいですね。

なにが言いたいかというと、ピンクレディーだって復活できるし、こうしてテキストサイトだって、しばらく枯れていたように見えても、もういちどテキストパワーを定期的に注入(更新)すれば、少しずつでもちゃんと回復するんだぜってことです。人生のホームページを更新するのはセクシービームじゃなくて日記パワーだぜってことです。


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