噂の自動写真合成ソフト『Sketch2Photo』を実際に試してみた
昨日から大騒ぎになっている、自動写真合成ソフト『Sketch2Photo』。
ラフスケッチをちょちょいのちょいと書くだけで、ソフトが自動的に合成写真を作ってくれる…。そんなうまい話が本当にあるんでしょうか?
実は既に開発、リリースが完了していたこの『Sketch2Photo』を実際に試してみました。
以下、インストール方法と、実際に合成写真を作るまでをご紹介します。
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インストール
インストールウィザードの言語は英語なんですが、基本的には「Next」で送っていけば特に問題はありません。
起動
普通にインストールしただけでは、起動できない場合があるそうです。僕の場合もそうでした。
その場合は同梱されているパッチソフトを起動します。
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このウィザードは全部チャイニーズなんでちょっと迷いますが「下一歩」で送っていけば無問題です。
デモ操作
起動すると、こんな感じの白い画面が立ち上がります。
まずは、背景を何にするかをテキストで指定しましょう。
現状、このソフトの検索で出てくる画像は、精華大学のサーバーの中に保存されている画像だそうです。Googleイメージなどのように、世界中の画像からさらってこれるわけではないので、あしからず。
最初はこんな感じの絵を描きまして、「森の中で、忍者が、手裏剣を投げている」という写真を作りたかったんですが、「森」も「忍者」も「手裏剣」も、画像が用意されていないので作れません。
ラフスケッチを描いた後「T」でテキストを挿入するときに、一文字入れるごとに、用意されている画像の名称がリストになって出てきますので、それを参考に入れます。もう一度書きますが、用意されていないキーワードを入力しても、画像がないので作れません。
というわけで、絵はほとんどそのままなんですが、「野原(Field)で、消防士(fire man)が、靴(shoes)を放り投げている」という、これはこれでシュールな画像を作成することにしました。
今度は画像候補がちゃんと表示されますね。まずは「field」で背景のリストです。
しかし、自動トリミングの精度があまり高くないようで、画像によってはこんな風になってしまって使い物になりません。
最終的に、できあがった画像はこんな感じです。人物もちょっと欠けてますし、クオリティ的には今ひとつでしょうか。
ただ、作った後に気付いたのは、合成時の、境界線をぼかす処理をしていませんでした。
また、トリミングの範囲がうまくいっていないときは、手動で修正ができます。
デモ操作2
それならば、デモ画像として紹介されているラフスケッチと題材そのままで作ったら、同じような合成写真が作れるのでしょうか?
検証してみました。
この、夕日のビーチでキスをしている結婚カップルの写真。コレ行ってみましょう。
大体こんな感じですね…。
画像のリストを選んで…。
こんな感じの写真ができあがりました。
左側のボートは色が元々あってないので浮いてますが、右側のボートはそれなりにマッチしています。(太陽が二つになってしまったことを除けば)
人物については、今回は境界線の処理がなされているので、第一作目の「野原の消防士」よりは自然でしょう。Web上でちょっとネタ画像として使うくらいの用途だったら問題ないかも知れません。
まとめ
一応合成写真は無事作れました。
しかし、「これでPhotoShop職人がいらない」「誰でも自然な合成写真が作れる魔法のソフト」というほどではないですよね。ちょっと期待しすぎました。
現状ではPhotoShopなりGimpなりの使い方を少し勉強して自由な画像を使って、自分の手で切り抜いた方が手っ取り早く合成写真が作れるのではないかと思います。
とは言え、思ったよりちゃんと動いていて、かなり可能性を感じさせてくれました。まだ開発したばかりのソフトですので、今後もっと技術的に発展していくことを期待しています。
2010年9月15日 at 16:19
使ってみました。→
2010年9月16日 at 01:39
実際の使用レポートは初めて見た気がする。
2010年9月18日 at 00:10
体験版なのにかなり(・∀・)イイ!
2012年1月26日 at 13:01
!