その節電は何のため?

2011年6月27日 月曜日

また間違った節電を見かけた。
某駅前のドラッグストアにて。

店内の照明は過剰とさえ言えるレベルで、天井にみっしりと網目のように蛍光灯が張り巡らされていて、通りから見ても眩しい。
しかしそれでいて看板は消してあるので、遠くからは何の店だかさっぱり分からない。一体この店は商売をやる気があるのか、と疑問に思ってしまう。

これもチェーン店ならではといういか、おそらく本社本店の方針で「節電に取り組むことになっているから看板は消しておくこと」みたいな方針で決めたのだろう。しかしこれ、どう見ても本末転倒である。看板を消して客に不便をしいて、売り上げまで下がるんだったら、店内の照明を2/3くらいにして、その分看板を点灯した方がずっと効果的だと思う。

でも夜間にそんな節電が必要なのか、というのも疑問だけど、そもそも東電が発表している数値が、本当は水増ししている信頼できない数字であることが暴露されてしまったからなぁ。

こういうのは結局、「我が社は地域社会のことを考えて、節電に取り組んでますよ」という姿勢をアピールするためにやっているのもあるんだろうな。
東電の数値が「だから原発は必要ですよ、ね。ね。」と言いたいがための恣意的な基準だったのと同じように、営利企業が自分で出すデータには裏の意味が隠されていることが多い。
まあ、東電の嘘発表と違って、節電・省エネに取り組むのは、ある程度の範囲内なら悪いことじゃないけどね。

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コメント / トラックバック 1 件

  1. yukkie_strike Says:

    駅前という立地を考えると、徒歩・自転車利用の常連客ばっかりだから、この方針自体はアリなんじゃないだろうか。ここは明るすぎかもだけど、下手に店内を減灯すると弱視者にしわ寄せがくるので、、、

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