吉野家の「アタマ」は「並」より100円高いが肉の量は10~20gしか変わらない
ちょっとマジで怒ってるからタイトルに本当のこと書いちまった。久しぶりに……キレちまったよ……。
昨日、会社の近所の吉野家行ったんです。吉野家。いつもは「豚、並、卵」の3文字しか言わない俺なんですけど、最近筋トレしてるので、「なるべくタンパク質を多く取りたいな」なんていう欲が頭をもたげて、メニューを手にしたら「アタマ」とかいうメニューがある。あー、アタマね。もともと常連が「牛丼大盛り、ご飯少なめで」と注文しているのを店員が通すときに「アタマ大盛りで」と言ったのが裏メニューとして広まったとか、2013年に正式メニュー化されたとかいうアレね。で、おもむろに頼んだね。「豚アタマ、ギョク」。通の頼み方。
でも、なんか出てきたものを見ると釈然としない。あれ? 肉が並の2倍位の量になってるんじゃないの? 一枚肉をどけるとご飯があらわになるそれは、どうみても並とあんまり変わらない。隣のサラリーマン氏の並と比べてもまったく違いがわからない。釈然としない気持ちを抱えながら殺伐と平らげた。
で今日、昨日のアレが何かの間違いだったのかもしれないと思って、もう一回同じ吉野家行ったんですよ、吉野家。「ブタアタマギョク。」そんで出てきたの見ると、やっぱり並となんら変わりない。だんだん気分が殺伐としてきて、店員に「これ、ちゃんとアタマで通ってる?」と聞くも「はい、アタマの大盛りになります!」と笑顔の店員。ほんとにそうか? 量ってんのか?と畳み掛けるように問い詰めたかったけど「ソスカ…お茶キボンヌ…」とか引き下がっちゃってんの。もう見てらんない。
でどうしても納得行かなかったので、スマホで「吉野家 アタマ 少ない」「吉野家 アタマ 並 比較」とかで検索しまくった結果、
吉野家の牛丼の並とアタマの大盛りは、肉20gしか変わらない
ということが白日のもとに曝された。
ハアァァァーー? 20グラム!? 店員の手元で+-5g程度の誤差が出るとするとその差最小10g。そして金額差は100円! そんなん、その100円があったら、コンビニ行ってベビーチーズなりチキンサラダソーセージなりギリシャヨーグルトなり買うわ!
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(※ 現在は公表されていないが2016年くらいまで並90g,アタマ110gとされていたらしい。あと「肉の量2倍」は特盛の話で、アタマは発売当初から「並の1.2倍」と表記していたらしい。そういえばそうだったっけ。5年も経って初めて騙されて注文した俺。これは知的退化か。あとネットで見ると実際見るからに肉が多いな、って画像もあるので結局店員の最良とさじ加減によるということだろう。そんな博打に乗れない。)
結局これって、なんかオトクな気がする、というネーミングと数字のマジック(並と大盛りの中間の値付け)で、情弱から金を掠め取って客単価を上げようという吉野家のクレバーかつダーティーな策略であって、俺はそれに2日連続でまんまと乗せられただけっつーわけですわ。得意げな顔して何が、アタマの大盛りで、だ。お前は本当にアタマを食いたいのかと1時間前の俺を問い詰めたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
思わせぶりな商品名で中身は別のものを売るこの手口は、まさに羊頭狗肉。いや、牛丼の頭に牛丼の中身だから牛頭牛肉か。あれ?合ってるじゃねーか!
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本当はここからテキストサイトの話に華麗につなげたかったんだけど、長くなったんで明日に続きます。
そういえばNot Foundの新爆さんも今はライターやってるんだってね。仕事の文章でどんなの書いてるのか読んでみたい。
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この記事は50分35秒で書きました。