とある飲食店が、ネットでの風評に悩んでいるそうだ。なんでも、検索結果で真っ先に出てくるのは、店を厳しく批判するブログばかりで、店の告知URLは随分下にならないと出てこない。
MSエンタープライズ業務日誌:ブログの破壊力Google 検索: 和の雫 店としては、「ネットの落書きであることないこと書かれて嫌になっちゃうよ」という意識なのかもしれないが、匿名だからって全ての人が根も葉もないことを書くわけではないだろう。相談された不動産屋は「ただ個人のサイトに悪口を書かれているだけならしょうがないとしよう。」と能天気なことを言っているが、ぐるなび等の自己紹介・自画自賛文章よりも、市井の名もなき人による個人的体験の集積としてのブログのほうが、信憑性を獲得するのは当たり前の話だ。
すでに、このブログ騒動によって、「ヤバい店である」という評価が拡大再生産されてしまったので、この風評の克服はなかなか難しそうだ。いっそ「
日本一まずいラーメン屋」のように開き直って、「新宿一ムカつく居酒屋」として売り出してみてはどうか。
ちなみに僕はこの店に行ったことはないけど、新宿の「
激安の飲み放題で呼び込みをしていて、前金を取る非チェーンの居酒屋」に行ってみたことはある。……なんとか言うアルファベットの店名だったと思う。飲み放題2時間1000円だった。前金と称して1000円x2人ぶんを取られ、怪しみながらも店に入った我々は息を飲んだ。薄暗い店内に、会議室風の長テーブルが並び、海の家風の粗末な丸テーブルに座らされた大学生風の男女がひしめきあっている。海の家というか、カンボジアの屋台? うるさい。せまい。きたない。僕は連れの女の子に謝って即座に回れ右をした。
DQN面した店員「予約の1000円戻ってこないけどいいッスかぁ?」とヘラヘラ。いいわけないけどこんな所で飲めるかボケ! 2000円は授業料だったと思って諦め、まともな店で飲みなおした。
考えてみれば、無茶な客引きをする店なんてのはよっぽど客がこない、訳アリの店に決まってるのだ。客が来る店なら呼び込みをする必要はないわけで、例えば吉祥寺のホルモン屋なんて、ネット人脈の口コミで「すごくンマイ」と大繁盛になっているくらいだ。どこにあるのか知らんけど。ところでこんな記事を書いたからには、オリジネイター系オメガブロガーのはしくれとして、近日中に取材に行ってみたいと思います。