撃てよ撃てよ撃てよ

2003年9月16日 火曜日

 私は今、静かに、だが深く怒っている。

 事の発端は日記サイト『ウラチェリ』のガンダムに関する記述であった。

フィギュアコーナーでガンキャノン見つけて「おー!」と手に取ったらメガネかけた小1ぐらいの男の子に「それ弱いよ」と言われ、

 恐らく、この少年にはガンダムが理解できていない(もちろん女も)。小学校低学年の児童に、ガンダム世界は理解できない。(神童と謳われたこの僕にしてからが、完全には解らなかったのだから!) いやそれ以前に、見ていない可能性も十分に考えられる。おそらくはスーパーロボット大戦あたりで得た知識だろう。

「ガンキャノンは弱い」

 ガンダムをまともに見た人間なら、この記述には少し違和感を覚えるのではないだろうか。ガンキャノンが取り立てて弱く描かれていたシーンは無かったように思う。まぁガンダムを見ていないガキの言うことだ。目くじら立てるのも大人気ない。

 だが問題はここで終わらない。そのウラチェリの記述を受けて、迎賓館裏口がこう述べている。

ガンダムのストーリー中、ガンキャノンは猛烈に「弱い」種類のモビルスーツで実は僕もあんまりカッコイイとは思えないんだけど、

 ガンキャノンは猛烈に弱い種類のMS。
 ……え?
 ガンキャノンが、猛烈に、弱い。 猛烈にッ? 弱いッッ!?
 世迷い言もいい加減にしてほしい。

 一体かつてどこの誰がこんな斬新な意見を吐いたことがあったろうか。ガンキャノンが猛烈に弱い。それは例えて言うなら、……。えぇとレイ・セフォーが猛烈に弱いと言っているようなものだ。(今モーニング娘。で例えようとしましたが、その場合誰を主役と捉えるかは主観に左右されすぎる難しい問題なので……)
 しかも、氏は同文章の中でカイが好きと述べているにも関わらず、である。この発言が良識と分別のある大人のそれでないことは明白であろう。ガンキャノンは、それはガンダムに比べれば性能面では少し劣るものの、ガンダムと同じくガンダリウム合金で覆われた赤いボディは、ザクマシンガンの掃射をものともせず、ガンタンクでは及びもつかぬ機動性を有し、戦場を縦横無尽に駆け、巨大な敵を撃ち、時には逃げ(カイだから)、ジオン軍兵士に「赤いやつ」と恐れられた名機である。アニメ版で、アムロが搭乗したときのガンキャノンの活躍を見よ! ガンダムを蹂躙しているザクを引き剥がし、蹴り上げ、戦闘不能にして鹵獲するという鬼のような強さを見せた。(ちなみにこの場面、安彦ガンダムでは、やられているアムロをガンキャノンで助けるという、カイの見せ場に入れ替わっている!)

 それに対して「猛烈に弱い」などという不当な中傷には、断固として抗議しなくてはならない。それがカイ・シデンを人生の師と仰ぐ者としての務めであろう。まだ怒りに燃える闘志があるなら、正義の怒りをぶつける宮本!
 迎賓館裏口は、即刻ガンダムTV版を全話ぶっ通しで視聴すること3回、しかる後に事実無根の侮蔑的記述を改め、謝罪文を掲載するべきである! WEB上での謝罪を要求する!
 誰に? もちろんカイとガンキャノン、そして連邦V作戦の統括責任者、テム・レイ大尉にだ!

 まぁ僕はもともとジオン派なので別にかまわないんですけど。あ、ペプシ買いに行かなきゃ。
 ジーーク・ニッキ!

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