人質問題(9)
ドバイから帰国の途についた3人は、PTSDの恐れがあるため、大事をとって会見をしないそうです。なんだ! あんな大変な目にあったんだもんね! PTSDじゃぁしょうがないよ! 追求されたら困ることがいっぱいあるから逃げたんじゃないかとか、ボロが出てまた叩かれるのを恐れて避けたとか、意地の悪い見方をしててごめんなさい! って、んなわけあるかー!
僕も明日からこの言い訳をうまいこと活用していこうと思います。
PTSDで遅刻しました。PTSDなので今日は休みます。PTSDを避けるために原稿遅れます。PTSDで更新休みます。PTSDで以下略。
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しかし既に、犯人グループに脅される演技をしていたことが明らかになっているのに、この上まだ隠したいことがあるんでしょうか。反・自作自演説派の最大のよりどころがあの人質ビデオテープで、「刃物を突きつけられてあんなに脅えてるじゃないか!」「あの悲鳴を聞いてみろ!」「あれが演技だとでもいうのか!? 」と鬼の首をとってきたわけですが、そんな人たちは今頃どうしてるんでしょう……。
3人を解放した“サラヤ・ムジャヒディン”も、2人を解放したグループも、言ってることもやってる事もとても良く似ていました。人質に託したメッセージや、クバイシ師の説得に応じてスンナり解放するところなど、ソックリです。クバイシ師にはこの調子でどんどん説得していって欲しい。いやぁ、さすがにイスラム教の聖職者団体のトップだけあって、すごい影響力ですなぁ。聖職者協会のメンバーは、政権崩壊時は6人だったのに、たったの1年で6000人にまで増えたんですから、これはもうすごい政治力ですな。このまま裏で糸を操り続ければ、復興後の地位も磐石ってとこですか?
日本人の解放と米兵の拘束……。国連が黙っちゃいませんな。
これもシナリオのうちですか? クバイシ司令。—–