てんで性悪キューピッド ~亀井動画まとめ~

2005年1月25日 火曜日

 皆さんは、モーニング娘の6期メンバーを知っているだろうか。

        

亀井絵里  道重さゆみ  田中れいな

 モーニング娘の斜陽期に入った6期メンバーではあるが、なかなか個性派ぞろいの原石たちである。しかし入ってもう1年以上経つんだが、いまいち世間に浸透していない気がする。

『ASAYAN』のように、練習風景やメンバー間の人間関係のまでを追う番組が無くなり、個々のキャラクターが見えにくくなったのも一因だろうか。

 しかし最近“NTTフレッツ”が、契約者向けに、モーニング娘の動画を配信するサービスを始めた。コンサートの合間に撮影されたその映像は、楽屋の様子や舞台裏でのメンバー間のやりとりなどを伝える貴重な資料となり、ファンに歓迎された。

 ところが、ここに恐ろしい爆弾が隠されていた。動画の節々に見受けられる亀井の態度が、あまりに……。

 いくつか代表的な動画を見てみた。

愛あらば出番前編 2636.avi

道重が亀井の衣装のボタンをはめてあげている。そこへ田中が通りかかる。

亀井はチラリと一瞥をくれるが無視。

カメラが2人から田中へ移動。田中は何かアピールをしようとするが、カメラは無理矢理亀井に引き戻される。

「撮ってよぉ!」ワガママ声でニンマリする亀井。

「いつもね、やってあげているんです…」と道重。

「でも、そこは絵里がやるのっ!」突然、道重の手を払いのける亀井

「はい……」一瞬おびえた目でカメラを見る道重。

VS新垣編 risa285.avi

 紺野が廊下のオーブンの前で自分録りしている。背景、楽屋ドアの前に亀井と道重。楽屋の中から新垣が出てきて、亀井と道重を「何でいなくなってんの!?」と叱る。新垣、カメラの存在に気付く。不穏な空気。新垣は背を向けて去る。

 亀井は不機嫌な表情で通り過ぎようとするもののカメラにつかまってしまう。笑顔を作って「じゃっ。」と言って去ろうとするが紙コップの水が跳ねる。舌を出して猫なで声で「つめたぁーい 」

 紺野はマシュマロがどうこう言っているが、亀井は適当に流す。道重はおずおずと亀井についていく。

(視聴者もマシュマロどころじゃない)

ケータリング前編 2630.avi、ReinaT_819.mpeg

道重「さっき、ライブでコケました。ずってーんって。」

田中「れいなはまだ大丈夫。まだコケてない。」

亀井「…………。」(無言で田中を凝視)

道重「あはは…」

亀井「…………。」

田中「ふーーん、って…。」

亀井「…そーだよねー。」

  白々しく笑顔。田中苦笑い。「いやいや…」

道重「私はコケるののセンパイだから」

  道重が不穏な空気を取り繕おうとするも、亀井は黙殺。

亀井「(カメラに)何しゃべればいいんですかねぇ?」

田中「みんな何しゃべってます? 紺(ポン?)ちゃんはマシュマロ焼いたって言ってた。」

  道重の表情がこわばる。

亀井「………。」

  また無言で田中を凝視。道重が心配そうに顔色を伺う。

田中「『マシュマロでーす』って言ったって」

亀井「……ね。」(顔をそむける)

美勇伝編 ReinaT_822.mpeg

三好&岡田「よろしくおねがいしまーす」

田中「よろしくお願いしまーす。

   新メンバーの、美勇伝に新しく入った(ここで亀井登場)田中れいなです!」

亀井「入ってません。」

田中「あ…そうですよね…(苦笑い)」

ここへ座って編 mawari1011.avi

田中「今は何時? おやじぃー」

亀井「(完全に無視して)おいで。」

田中「それ、ここに…?」

亀井「(ひざを叩いて)おいで。」

田中「いいと? 座って…」

亀井「(有無を言わせぬ口調で)座って。おいで。」

  おすおずと亀井のひざの上に座って、カメラに手を振る田中。

田中「仲良しヨ…」

 こ、コワイ! 亀井さん怖い……。まさに恐怖政治! ジャイアンのごとく、道重を従えて田中を虐げまくる亀井。何だか、見てるだけで胃が痛くなるような、「ギスギス!」と音が聞こえてきそうな動画である。亀井の田中への当たり方は、単なる不機嫌や“ハブ”の粋を越えている。ケータリング前編がとにかくすごい。だが中には「イジメられるほうが悪い!」「面白いんだからいいじゃん」などと言い出すツワモノも出現しているようだ! これって、中学生の論理ですよね。でも考えてみると、中学生の頃ってこういう光景は割と教室で見かけたような気がします……!

“はぶられいな”は決して一部のニュータイプ的洞察力をもったヲタの妄想ではなく、実態は“いじめ”寸前まで進行していることが白日の下にさらされてしまった。

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 それにしたって、一応カメラが回っているんだから、もう少しその場を取り繕えばいいのに、と心配になる。これ、事務所のチェックとか入らないのかな。案の定、ネットの掲示板では火の付いたような亀井バッシングが始まり、動画は果てしなくコピーされ、ファン離れを宣言する者まで出てきた。ファンサービスのための動画配信で、逆にファンを減らしてしまうというこの悲劇!

“判官びいき”という言葉がある。源義経のように、立場の弱いほうに肩入れして応援してしまう、日本人特有の(?)行動だ。そんな目でこの動画を見てみると、がぜん頑張っている田中を応援したくなってしまう。負けるな田中。がんばれ田中! 奇しくも今年は大河『義経』の年。判官びいきを背景に、おごれる平家・亀井の人気が凋落し、田中が取って代わる日も来るのではないだろうか。(そして道重に討たれる)

ところで、こうした人間関係の暗部を見て、デスノートのリュークよろしく「6期って……、オモシロ!」と心から思えないのは、多分僕があの幸せな“黄金の10人時代”からファンになった、“4期オタ”だからなのかもしれない。初期の“ASAYAN時代”から見てる人は意外と楽しんでるんじゃないだろうか。

関連:亀井動画の解説


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うーん…いまいち…ふつうですかなり良い素晴らしい (1 投票, 平均値/最大値: 1.00 / 5)
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コメント / トラックバック 2 件

  1. 匿名 Says:

    がんばれいな

  2. 匿名 Says:

    m9(^Д^)プギャー

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