亀井転生 ペルソナ

2005年1月26日 水曜日

亀井動画を読み解く

『肉付きの面』という話がある。越前の国、今でいう福井県のあたりに伝わる説話で、歌舞伎の演目にもなっている。あらすじはこうだ。

 新興の仏教に帰依して通いつめる嫁を憎んだ姑が、嫁を脅かしてやろうと、鬼の面をつけて帰り道で待ち伏せする。いざおどかしてみたものの、嫁には通用せず、しかもその面が顔からはがれなくなってしまう……。

 この話は、色々な示唆に富んでいる。我々も、社会生活をしていく上で、いくつかの仮面を使い分けている。ユングのいう“ペルソナ”、社会への適応態度だ。しかし人はしばしば、本来の自分(と感じている自分)と余りに違うペルソナを選択して悩んだり、ペルソナと一体化しすぎて、元の自分を見失ったりする。

 テレ東系『ハロモニ。』内に、1週間のハロプロ情報をニュース形式で紹介する人気コーナーがある。今まで、色々なメンバー達が“キャスター”“レポーター”としての人格を創造して、“キャラ”を立てていた。その最たる例が石川梨華である。

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 石川梨華の扮する番組キャスターは「チャーミー石川」と名乗り、はじけた性格とキャピキャピした言動で人気を博した。「チャーミー」は、現在でも石川の愛称として使われているくらいである。しかし、キャスターになる以前の石川は、ネガティブ思考で陰のある表情の目立つ、大人しい少女だった。「チャーミー」の“ペルソナ”は、そんな元々の性格をポジティブな方向へ変えうる力を持った劇薬だった。

 同じことが、亀井絵里の身にも起こったのではないか、というのが私の推論の核である。亀井も当初は、陰鬱な表情の目立つ、控えめな子だった。それが、『ハロプロアワー』の突撃レポーターに抜擢されてから、「エリザベス・キャメイ」と名乗り、「私が一番可愛いのッ!」と押し切るワガママ暴走キャラを確立させた。このペルソナが、『肉付きの面』のように外せなくなってしまったのではないだろうか。見よ、加入当初と今とでは、明らかに顔が変わっているではないか。石川の場合はペルソナの影響が吉と出たが、亀井の場合は対外姿勢の硬化へとつながってしまった。

 折りしも先週、コーナー改変(終了?)が告知されたが、次は誰がこの危険なポジションに付き、どんなペルソナを見せてくれるのだろうか。私は今から不安で、だが同時に楽しみでならない。


この記事の評価は:

うーん…いまいち…ふつうですかなり良い素晴らしい (まだ評価されていません)
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コメント / トラックバック 2 件

  1. 匿名 Says:

    ひどいですね。
    「日々の出来事や事件に敢然と立ち向かい、巨大な敵を撃ち、隠された謎を暴き、権力の腐敗に鋭く迫り巨悪と戦う」方が16歳の少女を化け物扱いですか・・・

  2. 宮本 Says:

    この記事は「隠された謎を暴き」に当たります。
    ひどくないですし、化け物扱いもしていません。落ち着いて読み直してみてください。

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