自爆テロは命をかけた広告

2005年7月22日 金曜日

 ロンドンでまた自爆テロがあった。これに関しては、実は実行犯達には自爆の意思はなかったとか色々言われているらしいが、爆弾テロであることに変わりはない。

 しかし、同じ日に人民元の切り上げがあった。国際ニュースとしてはどちらも大きなものではあるが、ロンドンでのテロ事件はその規模から言っても扱いが相対的に小さくなり、22日の新聞1面トップもあっさり奪われてしまった。

 実は、この2つの動きはどちらも宣伝・広告なのである。テロはその政治的思想を喧伝する目的のもとに行なわれるが、支那の通貨切り上げも、本格的な動きではなく、小幅な値下げで国際社会の様子を観察するつもりなのだろう。これもまさしくマーケティング広告だ。宣伝の効果は、「広告タイトル」×「広告の内容」×「広告媒体」×「広告露出数」で決まると言われている。

 ロンドンテロは新奇性がなく、被害もちいさかったことから、媒体と露出数で人民元に負けてしまったのだ。

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