いいとも客のタモリいじり
笑っていいともの放送事故
え、『笑っていいとも!』が年内に放送終了!?
昨日、そんなニュースが列島を駆け巡りました。というのはもちろんガセで、実際に見た方もいらっしゃると思いますが、21日の放送で、客が突然タモリと会話を始めるという軽度の放送事故がありました。
観客「タモリさん!」
山崎「え?」
タモ「うん?」
観客「いいとも」年内終了するって本当なんですかね?」
山崎「ちょっと待って下さい!物凄いビックリしてんけど」
観客「終了するって本当なんですかね?」
タモ「いや、聞いてないですよ」
こちらに動画があります。VIPPERが犯行予告をしていましたwwwwwwwww
【2ch】ニュー速VIPブログ2:【速報】いいともで放送事故
ダウンタウン松本『遺書』より
かつて、ダウンタウンの松本人志さんがその著書でこう語っています。
確かにファンは少ないより多いほうがいい。でも、そいつらに踊らされないようにしなくてはならない。頭の悪い客を無理して笑わすこともないし、こうすればもっとファンが増えるかもしれないとか、こんなことをしたらファンが減るかもしれないなどと考えるようになったら終わりである。
いまだから言うが、オレが『笑っていいとも!』を降りたいちばん大きい理由がそれで、あそこの客はまるで自分達が出演者であるかのようにギャーギャーうるさく、このオレ様が天才的なボケをかましているのに、変なタイミングで声援したりしやがる。(『遺書』P27)
今回の件は、ファンが騒いだのとは少々毛色が違う事件ですが、根本にあるのは同じ問題です。会場参加型のオープンな雰囲気が招いた事故とも言えます。今回ほど露骨に進行を妨げる発言でなくても、「えー」や「そうですねー」などの合唱以外にも、単独発言をする観客はたまにいますよね。
客扱い
観客の扱いには気をつけなければいけないな、と思ってから気付いたのは、実は『いいとも!』は非常にブログ的だったということです。
ブログにはコメント欄やトラックバックが設けられ、エントリを読んだ観客はその場で声をあげることが出来ます。それらにどう対応していくかは運営者の一存に任されていますが、これは今までの一般サイトとブログの大きな違いの一つです。
『いいとも!』で、タモさんが観客に声を出させたり、アンケートボタンを押させたりと、積極的に参加させていく様はまさにブログ的です。その参加の輪から離れた視聴者の立場から見ていると、たまにシラけてしまうこともあります。
ブログとテキストサイトを分かつもの
こうしたブログのコミュニケーション機能を歓迎しない人も確実にいて、そのためブログ的なシステムが文章を書くサイト全てに適用されることはありませんでした。
『いいとも!』がブログ的なら、おそらくそれを拒否する松本人志のような態度が“テキストサイト的”なのだと思います。テキストサイトの笑いに対する先鋭化や、ブログのある種のぬるい面白さなどの違いは、そうした立ち位置の違いから来るものなのかもしれません。
ところでこのVIPな男性客は、CM空けには退出させられて熊のぬいぐるみに変わっていましたが、これまた「コメント削除」「IP規制」を連想させられました。あぼーん。
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2007年11月1日 at 16:46
なるほどなぁ・・。ちなみに「純愛・・」はテキストサイトの影響をおもいっきり受けています。