[05] カレーが好きだ

2006年11月29日 水曜日

 カレーが好きである。三度の飯よりカレーが好きだ。カレーなら、3日3食続いても、全く苦にならない。僕のお嫁さんになる人は幸せものである。

 週に一度はカレーが食いたくなる。それなのに今の会社の近くにはカレー屋がない。ラーメン屋ならあるのだが、カレーを食べたいと思ったら、コンビニの貧相なカレーか、立ち食い蕎麦屋の薄っぺらいカレーを食べるしかない、という貧しいカレーライフを送っている。せめて松屋が欲しい。

 そんなわけで、週末はカレーを食べることが多い。この間は、渋谷の名店『パク森』でカレーを食してきた。ここは定期的にスペシャルカレーを限定メニューで出しているのだが、今は「えびカレー」だった。
 店長のポップに曰く、
「ずっと、えびのカレーを作りたかった。ある日、まかないでエビチリを作ったとき、やけっぱちでカレーとあわせてみたところ、思いのほかうまかった。そこから研究を重ねて、ついにこのえびカレーが出来上がったのだ」
と。

 でも僕、これを読んで思った。

 カレーって、大抵何とあわせてもカレーになって美味しいんじゃないのか?

 グリーンベレーだったか大日本帝国陸軍だったか、密林でのサバイバル部隊は必ずカレー粉を持参していたと聞いたことがある。サバイバルでは、貴重な現地調達の食料としてヘビやネズミを食べることがある。その際、それらの肉の臭みを消すために、カレー粉が魔法の粉として活用されるそうなのだ。カレー味なら、大抵のものは美味しくなる。というか、カレーになる。

 そう考えると、とくに悩まなくても新味カレーなんて無限にできるんじゃないのか。例えば…。
 ツナカレー。八宝菜カレー。ねぎ味噌カレー。カレイカレー。カレースパゲティ。カレー・ド・クリームブリュレ。気まぐれサラダカレー。セクシーカレー~そよ風に寄り添って~。

 後半はともかく、甘くないおかずならば、どんなに主張の強いものでも受け入れてしまう懐の深さと、いい意味でのいい加減さを、カレーは持っている。

 そして、そんな呑気さと適当さが、開闢以来、外国の文化を適当に日本風に解釈して取り入れてしまう日本人のおおらかな国民性とマッチしたために、これほど日本の庶民食文化に深く根付いたのではないかと思っている。

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コメント / トラックバック 4 件

  1. 匿名 Says:

    VIVA!カレー!!

    とりあえず”かいびゃく”が出てきてビクーリしました。

  2. fou Says:

    カレー。

  3. nopi Says:

    カレー

  4. 宮本 Says:

    日本をカレーに!しーてしまえ!
    好きな言葉はかいびゃくです。

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