新・高齢者ドライバー用マークは社会悪だ
初心者ドライバーの若葉マークに対する高齢者ドライバー用のマークですが、新しいマークが考案されたようですね。
現行マークはよく「枯れ葉マーク」と言われていましたが、実は紅葉だったんですね、あれ。それでも「枯れ葉のようで嫌だ」などと利用者から不満の声があり、昨年にリニューアルの公募があったそうです。
1997年から導入されていたので、ようやく社会的に認知されてきたかと思うのですが、これでまたやり直しですよ。
この公募に対する経費自体もさることながら、社会的にこれを認知させるコストはまた膨大なものになります。
また、これって要するに「おばあちゃんと呼ばれたくないわ」レベルのわがままですよね。
紅葉が枯れ葉だったからといって、そんなにいけないことでしょうか。親戚の叔父が、孫に「グランパ」と呼ばせているのを見てゾッとした記憶がありますが、それに似た雰囲気を感じます。
「分をわきまえる」というのは既に死語となっていますが、若者は若者らしく、老人は老人らしく扱われる社会というのは、そんなに悪いものじゃないと思うんですが。
大体、この4色のマークは、当たり障りはないと思いますけど、何のマークか分からないですよ。このままいくと、高齢者マークが5種類くらい細分化して同時に使われるとかなりかねないような気が…。
新高齢者マークはクローバー、もみじも残った
警察庁は19日、不評だった70歳以上の高齢者ドライバー向けの「もみじマーク」に代わり、四つ葉のクローバーをデザインした新しいマークを採用することを決めた。
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年内にも道路交通法の施行規則を改正して新マークを導入するが、もみじマークも使用可能とする。
新デザインは、幸福を象徴する四つ葉のクローバーの中に、シニアの「S」を組み合わせたもの。公募で寄せられた大阪市在住のグラフィックデザイナー松山幹生さん(31)の原案に、同庁の有識者委員会が微修正を加えた。
もみじマークは1997年に努力義務として導入されたが、「枯れ葉のよう」などと不評だったため、同庁が昨年11月に代案を公募。寄せられた約1万4000点から有識者委員会が選んだ4図案と、もみじマークについてアンケートや意見募集を行った。
全国のドライバー約3400人へのアンケートでは、クローバーのデザインを支持した人が42%と最も多く、理由は「カラフルでどの車にも合う」などだった。もみじマークも次点の22%の支持を得たため、無期限で使えるようにした。
(2010年8月19日12時38分 読売新聞)
2011年2月9日 at 00:53
まあな