DQNネームは実は能力の問題?
27歳のキャバ嬢系雑誌モデルが出産して、付けた名前が「瑛磨(エース)」だと。彼女の大好きな漫画「ONE PIECE」の登場人物・エースが由来なんだと。
で、そのモデルのブログに「名前カッコイイねp(^^)q素敵な男性になるんじゃナイ?」「知り合いに龍飛伊(ルフィ)が居ます!!」とかコメントが付いてるんだと。
えーす…。るふぃ……。
そんな、万引き少年かいじめられっ子か、二択にしかならないような人生を子供に押しつけて楽しいのか…?
しかし、問題はそういうところではないのかもしれない。先日もDQNネームの増加問題について色々書いたとき、こんなコメントがあった。
実は能力の問題
ketudan DQNネームは親の悪趣味とか不真面目の問題だとされがちだが、実は能力の問題。だから「真面目につけましょう」とか「子供が苦労します」とか言ってももう解決しない。欧米人の漢字刺青だって当人達はふざけてない。
ああ、そうか。外人がトンデモ漢字入れ墨をしてしまうのは、彼らが漢字や日本語を知らないからだ。
それと同じく、DQNネームを付けてしまう人達も、まともな名前の付け方を知らないのだろう。普通の名前を付けたり、漢字の意味や成り立ち、古典や偉人の名前を参考にしたり、といった「常識」や「教養」や、5年後や50年後の子供の人生を想像する「想像力」に欠けているのだ。実際、趣味もちょっと悪いけど、まじめに考えてこれなのだ。
悪意はないからこそ怖い
考えてみると、世の中には不真面目な悪意ではなくて、こうした真面目な致命的失敗のなんと溢れかえっていることか。
例えば、これまたDQN系の事故だけど、真夏に良くある、パチンコ屋の車の中に幼子を置き去りにして死なせてしまう事件。あれだって、別にそのDQN親に悪意があったりするわけではないのだ。もしかしたらもの凄く子煩悩で、一生我が子を死に追いやったことを苦しみ抜いて生きていくのかもしれない。
ただ彼らには、パチンコをガマンする自制心や、真夏の締め切った車内がわずか10分でどのくらいの温度になるか、などを考える「常識」や「想像力」に欠けていただけなのだ。
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後戻りできないDQNネーム社会
結局、常識や教養や想像力の欠如した層は、無邪気にDQNネームを今後もどんどん付けていくだろうと言うこと。そして彼らは、それが「他の人とは違う、自分の子供だけのオンリーワンの名前!」「かっこいい名前♪」と思ってごきげんで付けているのだと言うこと。
能力の欠如は、周りがなんやかんや言ったって解決しない、つまりDQNネーム問題は教育の問題である。ゆとり教育で常識や教養を身につけることに決定的に失敗した層が、今、子を持つ親の層になっている。これを解決するには100年単位の時間がかかることだろう。
2011年10月2日 at 13:28
せやね
2011年11月22日 at 19:44
27歳のキャバ嬢ってゆとり教育が施行された2002年には18歳じゃん。
それでゆとり教育の影響とか言ってるなんて片腹痛いわ
2011年12月12日 at 14:58
”世の中には不真面目な悪意ではなくて、こうした真面目な致命的失敗のなんと溢れかえっていることか”
2012年2月29日 at 09:15
「常識や教養や想像力の欠如した層は、無邪気にDQNネームを今後も付けていくだろう DQNネーム問題は教育の問題 ゆとり教育で常識や教養を身につける事に失敗した層が、今、子を持つ親の層」
2012年2月29日 at 11:44
小説でも何でも創作して見りゃわかると思うが、ネーミングは非常にしんどい部分だったりする。とくに訓練なしで創作ネーミングすると、創作料理のごとくゲテモノ化するのはしょーがない
2012年2月29日 at 13:04
知ってた。頭悪い人間だけだろあんな名前つけんの。
2012年2月29日 at 14:24
偉人や神格から文字を借りて思いを込めるのと、好きな作品から名を借りて思いを込めるのも、どちらも優劣は無いと思う。さりげなく気の利いた名前でありたいとは常に思うけどね
2012年2月29日 at 17:19
あーあ…..
2012年2月29日 at 18:11
「センスが失われている」と言われるより「想像力が失われている」と言われる方が怖い
2012年2月29日 at 18:55
数年後、名前で格差が可視化されるんだろうなぁてのは思った。
2012年3月1日 at 22:29
『DQNネームを付けてしまう人達も、まともな名前の付け方を知らないのだろう。』
2012年3月15日 at 00:43
『外人がトンデモ漢字入れ墨をしてしまうのは、彼らが漢字や日本語を知らないからだ。それと同じく、DQNネームを付けてしまう人達も、まともな名前の付け方を知らないのだろう。』
2012年3月15日 at 12:28
"これを解決するには100年単位の時間がかかることだろう"問題のありかはともかく、徒然草116段を見ても、100年じゃあ状況変わんないんじゃない。
2012年3月15日 at 13:09
"DQNネーム問題は教育の問題である。ゆとり教育で常識や教養を身につけることに決定的に失敗した層"
2012年3月15日 at 14:46
そうおもうよ。
2012年3月15日 at 19:21
もともと教養の低い層はいるわけで、今になって増えてるのだとしたら「個性が大事」とか「教養なくても人間性」とか喧伝するメディア影響とかあると思う。
2012年3月15日 at 19:38
「人の名も、目慣れぬ文字を付かんとする、益なき事なり。何事も、珍しき事を求め、異説を好むは、浅才の人の必ずある事なりとぞ」ブログ主と同趣旨のことを何百年も前に指摘した人もいるのになあ
2012年3月15日 at 20:47
俺のモバゲでの名前めっちゃかっこいいよwww子供にも最高にかっこいい名前つけてやんよwww←決定的にある能力が足りない。
2012年4月4日 at 08:52
無知は罪 という話
2012年4月4日 at 10:59
そうなんだよなぁ、本人たちは至って真剣にDQNネームつけてるんだよなぁ。 想像力の欠如ってのもあるか。
2013年6月1日 at 10:55
この記事こそ悪意の自覚がないから怖い。
名前を付ける親をDQNだと見下すことで自分がいかに良識と分別がある人間なのかをアピールしてるだけ。
名を抱えた子供たちには何も罪は無いのに、その名前をDQNネームだと位置付けて嘲笑う風潮を作っているのは他でも無い貴方達のような人。
自分達の価値観の中て、良い名前、悪い名前を勝手にランク分けして楽しんでるだけ。
子供達が自分の名前で悩むことなく生きれたら、それで済むだけの話なのにね。
つまり、DQNネームだなんて騒いだところで、そうした名前に想いを抱いて名付ける親は減ることは無いわけで、1番被害を被ってるのは”真の当事者”の子供たちなんだと、いい加減気付いたほうが良い。
そして、例えそれがどんな名前でも様々な名を持つ子供達が伸び伸びと暮らせるような寛容力のある社会を作ることこそが良識ある大人がやるべきことではないのでしょうか?
2013年7月30日 at 15:16
>>ぞんさん
「名を抱えた子供たちには何も罪は無い」のは確かです。だからそういう名前を付ける親が
増える無教養・無配慮社会にしてはいけないのです。
「例えそれがどんな名前でも様々な名を持つ子供達が伸び伸びと暮らせるような寛容力のある社会」
それは本末転倒というか諦めの社会ですね。原発を受け入れて暮らして行きましょうみたいな。
2014年4月14日 at 13:24
“DQNネームを付けてしまう人達も、まともな名前の付け方を知らないのだろう。”